生徒会長の受難・続編
成宮 翔太(なるみやしょうた)…2年。元生徒会長で麗香にスカウトされ、裏生徒会に入る。くすぐりに大変弱く、もっぱらくすぐられる係である
花祭 麗香(はなまつりれいか)…3年。裏生徒会の会長。翔太や他のメンバーを裏生徒会にスカウトした張本人。スタイルがよく、勉学もスポーツもこなす。クールでサディスティックな性格で「クイーン」の異名をもつ
榎島 美春(えのしまみはる)…3年。裏生徒会の会計。合奏部の部長で将来有望のピアノの腕をもつ。普段は優しく可憐な性格で「プリンセス」と呼ばれているが、スイッチが入るとSになる
富川 芹華(とみがわせりか)…3年。裏生徒会の書記。元水泳部部長で芹那の姉。とてもスタイルがよく、高飛車な性格も持ち合わせている。かつては水泳で全国大会の優勝もしている。「マーメイド」の異名をもつ
伊吹 千景(いぶきちかげ)…3年。裏生徒会の副会長。とても頭が良く、裏生徒会の頭脳ともいえる存在。関西弁を話し、非常にSな性格である。脚フェチでもあり、男女問わず足をくすぐるのが好き
清島 癒奈(きよしまゆな)…1年。裏生徒会の庶務。非常に上品でおっとりしており、愛想がいい。くすぐるのに異様に長けており、一度怒らせると手がつけられない
花祭沙羅(はなまつりさら)…1年。麗香の妹。姉譲りのクールかつツンデレな性格だが男に疎い。癒奈と仲がよく、かつて1度だけ怒らせたことがある
佐伯 恵理菜(さえきえりな)…2年。翔太に変わって生徒会長に就任する。翔太の幼馴染みで密かに(?)想っている
比嘉 夏樹(ひがなつき)…2年。生徒会と裏生徒会の連携役を担う。恵理菜と翔太の小学校からの親友で女の身体が大好き。麗香にテクニックを買われた
中宮 夢(なかみやゆめ)…2年。体操部部長。人をくすぐるのが好きで、裏生徒会のくすぐり会合に参加する
富川 芹那(とみがわせりな)…2年。水泳部部長。芹華の妹でとてもスタイルがよい。
中宮 希(なかみや のぞみ)…大学2年。夢の姉。非常に遊び人
第1話 裏生徒会
生徒会執行部-どこの学校にでもあるであろう規律や風紀のために学校を動かす組織だ。しかし、裏生徒会というものを聞いたことがあるだろうか?おそらくそんなものがある学校はほとんどないだろう。有能な人材が揃っているからこそできる影の運営なのだ
翔太「お、おはようございます」
麗香「あら、おはよう」
ここは裏生徒会の会議室。といっても堅苦しいものではなく単なる部室のようなものだ。隣には正味の会議室がある。そこに翔太はやってきた。かつては生徒会長として実権を握った彼も今はある事情で失脚したのだ
麗香「今日は顔合わせってことでメンバーの紹介でもするわ」
花祭麗香、裏生徒会長である。翔太をスカウトした本人である。もっとも、半ば強制的に入れられたようなものであるが
美春「おはよ!麗香、翔太君!」
続いて入ってきたのは榎島美春、会計を務めている
翔太「裏生徒会って全部で何人いるんですか?」
麗香「今のところは女子5人よ、あなたを除けばね」
翔太「ご、5人…」
美春「じゃ、おはようのこちょこちょ~」
翔太「わっ、ちょ…あははははははははははははははははは~」
美春は唐突に翔太をくすぐる。裏生徒会は学校を影から支えている。当然、ストレスや欲求にのまれることもある。翔太が入らされた理由は彼女達の遊び相手が大半だった
美春「どう?びっくりした?」
翔太「あ、当たり前じゃないですか~」
美春「じゃあ今日も元気に頑張ろう~」
麗香「朝から元気ね…」
もちろん雑用から何まで仕事もこなす。生徒会長のときから働くことに抵抗はなかった。事実、この学校では生徒会長よりも裏生徒会の方が強い。出世したのだから
翔太「よし、これで今日は終わりだな」
麗香「お疲れさま、部屋に戻って報告会よ」
会議室-
麗香「以上が今日の報告ね。みんなご苦労様」
???「なぁ、麗香ちゃん?」
麗香「何かしら、千景?」
千景「さっきから思っててんけど…その男誰?」
???「まさか彼氏ってわけじゃないでしょうね」
???「うふふ、麗香さんも隅におけませんね」
麗香「何言ってるの!彼は今日からこの裏生徒会のメンバーに加わった成宮翔太、元生徒会長よ」
千景「あ、言われてみたらせやな」
美春「献身的な気持ちからこちら側に移ってきてくれたの」
翔太はツッコミを入れたい気分だった
麗香「翔太、自己紹介なさい?」
翔太「あ、えと…成宮翔太です!よ、よろしく…」
千景「よろしくな!副会長の伊吹千景や」
芹華「富川芹華…口の聞き方には気をつけること、いいわね?」
翔太「富川芹華……も、もしかして富川さんの?」
芹華は翔太の股間に蹴りをいれる
翔太「っ……!」
芹華「いきなり呼び捨てなんていい度胸ね」
芹華は翔太の態度に注意を促す
癒奈「私は清島癒奈と申します。1年なので気軽に接してください」
そういって優しく微笑みかける。間違いない、天使だ。翔太はそう思った
千景「じゃあまずはあれからやな。癒奈、手伝ってくれへん?」
癒奈「いいですよ♪」
癒奈は翔太を羽交い締めにする。制服越しに胸があたる
癒奈「ちょっと検査するだけですからじっとしててくださいね?」
癒奈は耳元でささやいた。髪の毛のいい香りが翔太の鼻をくすぐる。そうこうしてるうちに千景が揃った翔太の両足を脇に抱え、靴下を脱がす
翔太「え、ちょ……何を?」
千景「決まってるやろ?新人の身体検査や」
千景は翔太の足の裏を撫で回す。翔太にはそれだけでくすぐったかった
翔太「あひひひはははは……」
千景「サイズは25…指の長さは……」
翔太「な、何を測って……あははははは!」
美春「千景は人の脚が大好きなのよ」
千景「ほんまはズボンも脱がしてきっちり調べたいけど堪忍したる」
翔太(へ、変態だ……この人)
千景「代わりに……」
翔太「っ!?……ぷ、ぎゃはははははははははははははははははははははは!」
千景「これで欲満たさせてもらうで」
千景は翔太の足の裏をくすぐる。指の腹や爪を上手に使って足の裏を責め尽くす
翔太「ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
麗香「初日から千景に絡まれるなんて…かわいそうね」
芹華「それに…よっぽど敏感なようね」
癒奈「うふふ、翔太さん、かわいいです」
こうして翔太の新しい日常が始まったのだった
第2話 後継者
翔太「は、話って何ですか?」
麗香「実はあなたの次代の生徒会長のことを話しておこうと思って」
翔太は少し嫌な気分になった。生徒会長はかつての自分の居場所。いくら前よりおいしい役職にいるといっても、麗香の策で失脚させられたのもまた揺るがない事実だった
麗香「入ってきなさい?」
恵理菜「どうも」
翔太「恵理菜ぁ!?」
麗香「ええ、新しい生徒会長は彼女、佐伯恵理菜に頼むわ」
恵理菜「私じゃ不満かしら?」
翔太はしばらく状況を飲み込めないでいたが
翔太「い、いやいや!恵理菜なら大丈夫だよ…で」
夏樹「ん~?」
翔太「夏樹は何でここに…」
夏樹「決まってるでしょ?」
夏樹は恵理菜の胸を揉む
翔太「ぶっ!」
夏樹「生徒会長補佐役として心身のケアをするのよ」
恵理菜「な、夏樹…やめ……」
麗香「彼女は生徒会と裏生徒会の連携係をしてもらうわ。私達と佐伯さんとのパイプみたいなものね」
夏樹「い、嫌な例えですね…」
麗香「この子の紹介はまたあとでするわ」
麗香は先に戻っていく
恵理菜「翔太…女の人ばっかりのところで楽しそうにやってるんだ」
翔太「な、そんなこと……毎日毎日こき使われて」
麗香「翔太?早くきなさい?お仕置きされたいの?」
翔太「は、はい!恵理菜、ごめんな!また」
夏樹「……」
そしてその後-
麗香「千景はまだみたいね。まぁいいわ
。みんな、改めて紹介するわ?2年の比嘉夏樹さん…生徒会長からのお達しはすべて彼女を通じてくるわ」
夏樹(お、おぉ…!会長はもちろん、プリンセスやマーメイドと呼ばれた先輩の身体…それにふかふかそうなロリおっぱい……)
芹華「だ、大丈夫なのこの子?さっきからずっとこっち見てるけど」
麗香「夏樹ちゃんは女の子の身体が大好きなの。芹華、ちょっとぐらい許してあげなさい」
芹華「な、なんて破廉恥なことを……きゃっ!」
夏樹「スタイルよすぎですよ!マーメイド先輩」
芹華「その呼び方……きゃ!ど、どこさわって…あん!」
夏樹は芹華の全身をまさぐる
癒奈「あんな芹華さん、初めてみました…」
芹華「あなた…いい加減にしないと……ひゃん」
夏樹「いいじゃないですか~」
夏樹は芹華の胸を巧みに弄ぶ
千景「おはようさ~ん。って、何かおもろそうやん。ウチも混ぜて~な」
美春「もう!おはようじゃないよ!」
夏樹「こ、これは……美乳ってやつね」
ぱふっ
夏樹は千景の胸を揉む
美春「いきなり!?」
千景「まあまあ、胸ぐらい減るもんじゃないやん?な、芹華」
芹華「う、うるさい……」
千景「そんかわり……」
夏樹「!?」
千景は一瞬にして夏樹を組伏せる。そして、ソックスを脱がした
千景「ちょうどええやん。芹華、押さえつけといてな」
芹華「あ、あなたの言う通りにするのは癪だけど……お返ししてあげないとね」
芹華はうつぶせになった夏樹の背中にまたがり、腕を押さえつける。千景は足首を膝で押さえつけ、夏樹は足の先しか動かせなくなってしまった
夏樹「ちょ、何するんですか?」
千景「検査や、検査」
千景は夏樹の足の裏に指を這わせる
夏樹「っひ!?」
千景「めっちゃスベスベやん、若いってええなあ」
翔太「一つしか変わりませんよ…」
千景「女の子の肌は1年で変わるんやで?今のうちに堪能しとこ」
夏樹「きゃはははははははは!」
千景は夏樹の足の裏で指を立てる。かつてはくすぐりに強かった夏樹だが今は年頃の女の子だ。敏感なはずである
千景「サイズは23ぐらいか?かわええな…」
夏樹「や、やめて!くすぐったい…きゃはははははは」
千景「足の裏もええけど、女の子はここやな」
千景は夏樹の太股をスリスリする
夏樹「やぁ……変態…」
千景「人のおっぱい揉んでたやつが何言うとんねん!先輩を変態呼ばわりするやつはお仕置きせなあかんな?」
千景は本格的に夏樹をくすぐった。太股から膝の裏、ふくらはぎ、足の裏……夏樹の柔らかく敏感な脚はそれに耐えられなかった
夏樹「きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
その日は解散するまで夏樹がくすぐられていた
第3話 妹
翔太「やっば、寝過ごした!10時から会議あるの忘れてた」
翔太は全力で走っていた。定例会に遅刻しそうな状況だったからだ
ドンっ
翔太「わっ!」
???「きゃっ!」
翔太は廊下の角で女の子とぶつかった。女の子は足を広げて座り込む。どこかで見たことがある顔だった
???「ちょっと!廊下走るとか何考えてんの!?」
翔太「ご、ごめん!ホントにごめん…急いでて」
???「言い訳なんていいの。もし私が怪我でもしていたらどうするつもりだったの!?」
翔太「ホントにごめん……」
癒奈「あれ、沙羅?それに翔太さんも…」
沙羅「癒奈!」
癒奈「翔太さん…今日は2、3年の定例会じゃないんですか?」
翔太「そ、そうだった……」
沙羅「定例会?」
翔太「ご、ごめんね!」
翔太は走っていった
癒奈「ふふ、もう遅いですけど」
沙羅「癒奈、あの非常識男は誰なの?」
癒奈「彼ですか?彼は……」
ガラガラ……
翔太「あ、あの……」
麗香「やっと来たのね」
美春「2分の遅刻…」
千景「新人のくせにええ度胸してるなぁ」
芹華「そうね」
4人はすでに揃っており、遅れてきた翔太を突き刺すような視線で見つめる
麗香「私の下で遅刻するとどうなるか…忘れたの?」
4人が歩み寄ってくる
翔太「そ、それは……」
千景「捕まえたで?」
千景は翔太を羽交い締めにする
麗香「ありがと、千景」
美春「じゃあ、どうする?」
芹華「2度とこんな態度とらないように身体に教えてあげましょう?」
3人は指をワキワキさせて近づく
麗香「ふふふ……」
翔太「ぎゃ~~っははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」
翔太は笑い悶える。3人の先輩に上半身を激しくくすぐられているためだ
麗香「そういえば芹華はこの子をくすぐるの初めてじゃない?」
芹華「そうね、なかなか面白い反応だわ」
美春「私達が本気でこちょこちょすればもっと大声出して暴れると思うよ♪」
千景「そんなんしたら死んじゃうで」
麗香「今日は半分くらいの力で許してあげる。次に私達の機嫌を損ねたらこんなもんじゃないわよ?」
翔太「ぎゃ~~っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ご、ごめんなさい~!うひゃはははははははははははははははははははははははは!」
それからしばらく翔太はくすぐられ続けた。終わったときには自分で手を動かせなかった
麗香「今日の会議は延期よ。あんたはもう帰りなさい」
翔太「せ、先輩たちは?」
美春「夏休み合宿の下見だよ?女の子だけで行ってくるから」
翔太「女の子だけですか……」
芹華「何か嫌らしいこと考えていたんじゃないでしょうね」
翔太「め、めっそうもない!」
翔太は必死に首を振って否定する。それから翔太は帰ることになった
沙羅「ようやく見つけたわ」
翔太「あれ、君は……」
沙羅「今朝はよくも幼気な女子の身体を傷つけたわね」
翔太「あ、あれは事故みたいな…」
沙羅「言い訳無用!この花祭沙羅とぶつかって抱き起こすこともできないなんて…」
翔太「花祭……ま、まさか」
翔太ははっとする。どこかで見たことあると思ったらそうだ。花祭という珍しい名字を聞いて確信した
翔太「か、会長の……麗香さんの妹…」
沙羅「やっとわかったのね!」
偉そうなところは姉譲りらしい。翔太は逆に納得した
沙羅「今日はあんたにお仕置きしてやろうと思って待ってたのよ」
翔太「え、お仕置きって…」
沙羅「今から私の家に来なさい」
翔太「はぁ!?」
あまりにも唐突な提案だった
沙羅「お仕置きするからウチに来てって言ってんの!」
翔太「意味わかんないよ…」
沙羅「…ふーん、私の言うことが聞けないんだ?」
沙羅はニヤニヤしながら話し出す
翔太「な、何だよ……」
沙羅「じゃあお姉ちゃんに言いつけちゃおっと。翔太先輩にひどいことされたって……」
翔太「な、何もしてないだろ!ずるいよ」
沙羅「じゃあ私の言う通りにしなさい!」
翔太「~~~~」
翔太は仕方なく家へ行くことにした。沙羅は捕虜を捕まえたかのように翔太の腕を掴んで歩く
翔太「麗香さんやご両親に迷惑かかると思うけど…」
沙羅「パパとママは仕事でしばらく帰らないよ。お姉ちゃんは今日は用事」
翔太「あぁ、合宿先の下見とか行ってたな……ん?ってことは?」
沙羅「今日は私しか家にいないわよ」
翔太「じゃ、じゃあなおさらまずいんじゃ」
沙羅「なんでよ。私があんたをお仕置きするんだからかえって都合がいいじゃない」
沙羅は翔太に強く言う
翔太「どうなっても知らないからね」
二人は家の前につく。翔太はあっけにとられてしまった。自分の家もそこそこではあったが花祭家は大きさや気品が全然違っていた
沙羅「何ボーッとしてんの?早く入りなさい」
翔太「お、お邪魔します…」
翔太はおそるおそる中に入る。そしてそのまま沙羅の部屋へ向かっていった
???「あら、沙羅様!お帰りなさいませ。おや?…その方は、まさか……」
沙羅「ち、ちち違うわよ!全然そんなんじゃ……」
???「ふふ、お若いですね」
翔太「あの人は?」
沙羅「メイド長の志織よ」
志織「ごゆっくりなさいませ」
深々と頭を下げる。黒いメイド服に白の手袋、典型的なメイドなんだなと翔太は思った。そうこうしているうちに沙羅の部屋へつく
沙羅「ふふん、ここが私の部屋よ」
翔太「お、おおお……」
広々とした部屋にはピンクの敷物やグッズ、勉強机に大きなベッドがあった。金持ちの部屋のいい例である
沙羅「じゃあ先にお風呂に入ってきなさい!私も汗を流すわ?そのあとここに集合、いいわね?」
翔太「は、はぁ……」
翔太はお風呂に向かう。お風呂といっても男女分かれた浴場なのだが
そして15分ほどして翔太が先に戻ってきた。しばらく待っていたが来なかったのでしばらく部屋を見渡していた。するとそこに
沙羅「なに人の部屋、キョロキョロ物色してんのよ」
翔太「し、してな……」
翔太が振り替えると紫のキャミソールに短パンという露出の高い格好で立っていた
翔太「な、何て格好してるんだよ!」
沙羅「失礼ね、私はいつもお風呂上がりはこうよ!嫌らしいことでも考えてたのね」
翔太「ち、ちが……」
沙羅「いいから!早くベッドに横たわりなさい」
翔太「べ、ベッドに……?なんで…」
沙羅「早く!!」
翔太「は、はい!」
翔太は沙羅に圧されてすぐにベッドに横たわる
沙羅「そ、それから……ぬ、脱ぎなさい」
翔太「はあ!?」
沙羅「う、上の服を脱いで裸になれっていってんのよ」
翔太(な、何いってんだ、この子は……)
翔太は若干引く
沙羅「あーもう!じれったい!志織!!」
志織「お呼びでしょうか?沙羅様♪」
翔太「来んの早っ!しかもなんか機嫌良さそう…」
沙羅のコールを待ってましたと言わんばかりに速攻で部屋に入ってきたのはメイド長の志織だ
沙羅「こいつの服を脱がしてベッドに縛りつけてちょうだい!」
志織「かしこまりました♪」
翔太「え、ちょっ!?」
志織がとびかかってくる。翔太は抵抗を試みるが…
翔太「っ!?」(お、女の人なのに…力強っ!?)
志織「まだ抵抗なさるのですか?ではこれなら?」
翔太「いっ!?」
志織は翔太の痛いツボを押しつける。一瞬の激痛に翔太はたじろぐ
志織「今です」
翔太「わぁ~~」
志織はその隙をつき、一瞬で翔太の服を脱がしてX字に拘束した。間違いなくプロの技である
沙羅「志織!よくやったわ!」
志織「ありがとうございます」
翔太「うう……」
志織「では私はこれで…ごゆっくり?」
志織は部屋を出ていく
沙羅「じゃあ改めて…あんたにお仕置きを執行するわ!」
翔太「お仕置きって…何の、ぐふっ!」
沙羅は勢いよく翔太の腹にまたがる
沙羅「決まってるでしょ!今朝ぶつかった分、さっきエッチなこと考えた分、その他諸々よ」
翔太「むちゃくちゃすぎる!」
沙羅「問答無用よ!」
沙羅は指をうごめかしては次の瞬間、翔太の身体中をくすぐり出した
翔太「まっ…あっははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃははははははははははははは~!やめて~」
沙羅「あら、くすぐり弱いのね?じゃあ夜通しくすぐってあげるから覚悟しなさい?」
翔太(と、泊まることになってる……)
沙羅「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
翔太「ぎゃ~はははははははははははははははははははははははは!あははははははははははははははははははははは~」
沙羅は開かれた翔太の脇の下で指を踊らせる。そしてあばら、脇腹へと指を這わせていく。姉譲りのテクニック、もとい器用さのあらわれだ
沙羅「なんだかモノ足りないわね~。志織」
志織「はい、お呼びでしょうか?」
翔太(だから来るの早すぎ!)
と声を出してツッコミたかった翔太だが疲れて言葉が出なかった
沙羅「志織、あなたも手伝って」
志織「かしこまりました♪」
志織は翔太の開かれた足の先に座る。まさか…不安が翔太の胸をよぎった
沙羅「じゃあ再開するわよ」
沙羅の合図で再びくすぐり責めが始まる。沙羅は相変わらず上半身をくすぐる。志織はというと…
志織「ふふ♪こちょこちょこちょ~」
翔太「ぎゃ~っはははははははははははははははははははははははは!あ~っはははははははははははは!ひひゃはははははははははははは~」
沙羅「す、すごい反応!?そんなに志織のテクニックが…」
志織「これですよ、沙羅様?」
志織は手を差し出す
沙羅「普通の手じゃない」
志織「私が着けている手袋です。これはサテン素材なので摩擦力が少なくなる分、くすぐったいんですよ?」
沙羅「そ、そうなの?知らなかったわ…もうないの!?」
志織「今日、非番のメイドのでよろしければ」
沙羅「何でもいいわ!貸しなさい」
志織「わかりました♪どうぞ」
志織はすぐさまポケットから取りだし、沙羅に渡す。どれだけ準備がいいんだと翔太はまたもつっこみたかったが止めた。そうしているうちに沙羅が手袋をはめる
沙羅「おお!すごいわね、何かこう…手に吸い付くような感触だわ」
志織「こんなこともあろうかと、沙羅様と同じぐらいの手をした春花のを用意しておきました♪」
こんなこともあろうかってどんな事態を予測してたんだ、とまた翔太は静かにつっこむ。しかし、事態は最悪になっていた。志織が加わり、手袋によって沙羅まで指の精度が上がったのだから
沙羅「じゃあ再開ね!こちょこちょこちょこちょ~」
翔太「うぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははは~!!」
沙羅「すごい効き目ね…さすがだわ、志織」
志織「ありがとうございます」
志織は再び足の裏を撫で回す
翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははは!あ~はははははははははははははははは」
志織「本当に敏感なお方なんですね」
沙羅「こりゃお姉ちゃんが気に入るわけよね」
翔太「麗香…さんが……?」
沙羅「いいくすぐり奴隷ができたって喜んでたわよ」
翔太「は、はは……」
翔太は苦笑いする
志織(本当にそれだけでしょうかね♪)
翔太「ていうか、沙羅ちゃんは…なんでこんな……」
沙羅「き、気安く名前呼ばないでくれる?」
翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははは~!」
沙羅は再び翔太をくすぐる
沙羅「あ、あんたがぶつかってきたからお仕置きするためだって言ってるでしょ」
志織(ふふ、わかりやすいお方…)
翔太「ほ、本当に……?」
沙羅「私を疑ってるの?…これは本気で朝までやられたいみたいね」
翔太「ち、ちが……あ~っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは~」
その夜、屋敷からは笑い声が絶えなかったとメイドの噂は広がった
第4話 ショッピング
???「翔太、起きなさい」
翔太「あ、あとちょっと……」
???「いいから早く!」
翔太「ん~」
???「起きないわね…夏樹!」
夏樹「了解~」
夏樹は翔太の手を上げさせる。翔太はおかまいなしに寝ている
夏樹「おっけーだよん?恵理菜」
恵理菜「起きなさ~~い」
恵理菜は翔太の無防備な上半身をくすぐった
翔太「うわぁ~はははははははははははははははははははははははははははははははは!」
恵理菜「ほら、早く起きなさい!」
翔太「起きた、起きたから~はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
翔太は二人の悪戯で無理やり目覚めさせられる
夏樹「朝から美少女2人に起こしてもらえるなんて役得だよ~?」
翔太「な、なんで二人がここにいるんだよ!?俺の家だぞ!」
恵理菜「おじさんとおばさんが仕事の関係で長いこと家に帰らないから面倒みてくれって頼まれたのよ!」
翔太「そ、そういえばそんなこと言ってたような……」
恵理菜「わかったら早く支度する!」
翔太「支度って何のだよ…」
恵理菜「今日は私達と買い物に行くのよ」
翔太「久々に休みなんだからもうちょっと…」
翔太は再び目を瞑って眠ろうとする
恵理菜「夏樹!」
夏樹「はいよ!」
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ……
翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!わかった!わかったから!!」
二人のくすぐりで半ば強引に、いや、ほぼ強制的に身支度をさせられる
翔太(なんでこんな暑い日に買い物なんだ?女の子はよくわかんない…)
夏樹と恵理菜ははしゃいで町に繰り出す。逆に翔太はもう疲弊していた。今日は夏真っ盛りで、恵理菜はミニスカートのワンピース、夏樹は臍だしのノースリーブに短パンというおしゃれな格好だった
夏樹「心配しなくても買い物の時には男にしかできない仕事もあるから!」
翔太「そ、そうなの?」
恵理菜「期待してるから!」
翔太「う、うん」
翔太「ただの荷物持ちじゃないか!!」
翔太は文句を言う。買い物にきて男の子がするのは女の子の満足がつまった紙袋を両手にもつことだ。よくもこんなに買えるもんだと翔太はあきれていた
恵理菜「細かいことは気にしない!次いこ」
夏樹「あ、でも次はちょっと翔太には過激かも!」
3人がやって来たのはランジェリーショップだった
翔太「な、こ、ここは……」
夏樹「同伴者だから中に入っても怪しまれないわよ?」
翔太はおそるおそる店に入った
???「いらっしゃいませ~♪ただいまセール期間中で~す」
翔太「あれ、どっかで聞いたことある声……」
千景「あれ、どっかで見たことある顔やと思ったらあんたらか」
翔太「ち、千景さん!?」
声をかけていたのは千景だった。彼女も袖無しのノースリーブに短パン、黒いレギンスを下にはいていた
翔太「なんでそんなお洒落な格好……」
千景「失礼やな、私だってオシャレくらいするよ!それに、服飾店員はこんな格好せなあかんねん」
夏樹「ああ…そっか!店員さんは……って」
恵理菜「伊吹先輩がここの店員さん!?」
千景「かたいかたい!千景でええよ」
翔太「まさか千景さんがこんなところで働いてたなんて…」
千景「私は寮暮らしやからお金がいるんよ。ま、ヤバイ仕事はしてへんから心配せんといて」
夏樹「じょ、冗談に聞こえない…」
千景「こっそりサービスしたるからどんどん試着して買うていき」
恵理菜「は、はぁ……」
千景「これなんかどうや!?」
千景はピンクの下着を持たせて恵理菜に試着させる
千景「あんたは…この黒の……」
夏樹(ちょっと大胆な気もするけど……)
千景は自分の趣味で二人にいろんな下着を着せていった。それを見ている翔太は興奮が止まらなかった
千景「せや!私の家、こっから近いねんけどよかったら寄って行き。バイトももうあがりやし」
千景はみんなを誘う。翔太は嫌な予感しかしなかったが二人が乗り気なため、やむなく行くことになった
千景宅-
夏樹「お邪魔しま~す」
恵理菜「ひ、広~い…てか一軒家……」
翔太「ほ、ほんとに下宿の借宿なんですか?」
千景「麗香ちゃんのコネも借りてええとこを格安で借りてんねん」
夏樹「さ、さすが花祭グループ…」
千景「ほんなら、ちょっと風呂入ってくるから適当にくつろいでてや」
千景はそういって部屋を出ていった
夏樹「なんか…色々とすごいわね。あの人たち……」
恵理菜「すごい人たちとお近づきになっちゃったみたい…」
翔太「ほんとだよ…」
3人が話していると千景が戻ってきた。白のキャミソールに短パンというちょっと過激な格好であった
千景「あ~、さっぱりしたわ~」
翔太「ぶっ!」
千景「ん?どないしてん?……もしかして私の格好がエロいとか言うんちゃうやろな」
図星だった。千景だけではない。真夏の格好をした女の子3人と同じ部屋にいるのだ。理性を保つのも一苦労だろう
千景「ほんなら一部しかおれへんけどみんなの歓迎会でもしよか!」
恵理菜「歓迎会…ですか?」
千景「こうして生徒会と裏生徒会でやってくことになったのも何かの縁や!楽しくやろうや」
翔太「はは……」
翔太は笑うしかなかった
千景「じゃあトランプでもやろか」
夏樹「べ、ベタですね……」
千景「シンプルイズベストや!それとも…みんなで夏樹ちゃんの身体を開発しよか?」
夏樹「け、結構です……」
千景「じゃあせっかくやから罰ゲームでもつけよか」
翔太(こ、この展開は……)
千景「じゃあビリが残りの3人にこしょばされる…どうや?」
恵理菜「やっぱりくすぐりなんですね…」
翔太「ぼ、僕……用事があったような……」
立ち上がる翔太を千景が掴む
千景「帰りたいん?ええんやで?会うのは今日が最後じゃないもんな~?」
千景はにっこり微笑みながらそう言う。翔太は震えながら再び座った
千景「そんじゃ始めよか!チキチキ、女だらけのババ抜き対決~」
翔太「男もいるんですけど……」
何だかんだで始まり、最初は恵理菜と千景の一騎討ちにもつれこんだ
恵理菜(ババ抜きなら……あんまり負けたこと…)
千景「…こっちやな」
千景があがる
恵理菜「ええ~!?」
千景「眼球動きすぎや!バレバレ♪」
夏樹「じゃあ恵理菜が罰ゲームね」
千景「翔太は身体触るとちょっとあれやから…拘束係やったってな」
翔太「は、はあ……」
翔太は負けなければそれでいいやと思い、恵理菜の腕をバンザイで押さえつける。袖無しのワンピースだからキレイな脇の下や大きな胸が見えてしまう
夏樹「じゃあ恵理菜、行くわよ~?」
千景「たっぷり楽しませてもらうで~?」
最悪な二人にくすぐられるなと翔太は思った。かたや女の子の身体が大好きなおじさんのような変態、かたや人の脚を愛でることが大好きなこれまた変態……翔太は悪寒まで感じた
千景「ほらほら、こちょこちょこちょこちょ~」
夏樹「うふふ、こちょこちょこちょこちょ~」
恵理菜「きゃっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは~!あ~はははははははははははははははははははは!」
千景と夏樹は恵理菜の首筋や脇の下、脇腹をくすぐった。20本の指は艶かしく蠢き、恵理菜はひたすら笑い、身をよじらせる。その姿は翔太を非常に悩ませた
翔太(え、恵理菜……こんなに大人っぽくなったんだ。それに夏樹も…)
千景「ん?どないしたんや?翔太」
翔太「え、あ、いや……」
千景「ふ~ん、まぁええわ。しっかり押さえててや?」
千景はそういうと足を抱え込み、得意の足裏くすぐりに出る
恵理菜「きゃはははははははははははははははははははは!足の裏はやだ~~!」
千景「スベスベでかわいらしい足やなぁ……これは嫉妬してまうわ」
千景は巧妙に恵理菜の足裏をくすぐる
恵理菜「きゃ~はははははははははははははははははははははははははははははははは!あ~はははははははははははははははははははははははははははは!」
それから数分が過ぎた
千景「よしゃ!はじめはこんなもんやな」
夏樹「ごめんね、恵理菜」
恵理菜「はぁ……はぁ……」
恵理菜は肩で息をする。翔太はいささか罪悪感を感じていた。いや、それよりも色っぽくなった恵理菜に妙な気持ちを抱いていた
千景「ほんなら2回戦始めよか」
千景の合図で2回戦が始まる。翔太が早抜けし、さらには恵理菜も抜ける
恵理菜「あ~、助かった~」
夏樹(ポーカーフェイス!ポーカーフェイス!)
千景「ふふん、こっちやな」
夏樹「え、ええ!?」
千景「口元が一瞬緩んだな~」
夏樹「そんな一瞬をつくなんて…」
千景「ほんならさっきと同様に翔太は押さえ役!私と恵理菜ちゃんでこちょこちょや」
夏樹は横たわり、翔太に腕をあげた状態で押さえられる。千景と恵理菜も先ほどと同じように足にまたがる感じで座り込む
千景「ほんじゃ行くで~?」
千景は夏樹の脇腹を揉みしだいた
夏樹「きゃっはっはっははははははははははははははははははははははははははははは~!!」
恵理菜「じゃあ私も!お返し!」
恵理菜は夏樹の脇の下をくすぐった
夏樹「いやぁ~はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
夏樹は悶える。翔太にはこれまた目の毒であった
恵理菜「ほら、夏樹!くすぐったい?」
千景「こんな格好してたらくすぐってください言うてるようなもんやで」
夏樹「ちがはははははははははははははははははははははははは!」
夏樹は首をブンブン振って逃れようとする
恵理菜「夏樹…かわいい」
千景「あんたら、そんな関係なんか……?」
恵理菜「ち、違います!」
恵理菜は恥ずかしげに言うもくすぐる手は緩めない。千景の指はだんだんと下に降りてきて、夏樹の脚を這っていた
千景「まずは内腿や」
千景は夏樹の内腿に指を這わせる。それはさながら虫が蠢いているようだった
夏樹「む、ムリムリ!きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは~!!」
二人の嫌らしいくすぐり責めはまだまだ続いた
千景「よしゃ、次のラウンドいこか」
夏樹「ちょ、ちょっと休憩させてくださいよ……」
千景「ほんなら不戦敗ってことでええんやな?」
夏樹はすぐさま起き上がる。千景の思い通りだ。そして3戦目は始まり
夏樹「やった!」
恵理菜「あとは翔太と千景さんだね…」
千景「どっちやろな?」
翔太(千景さんは一瞬の表情の差を読んでくる…だったら!)
千景「もろたで?」
翔太(よし!)
千景「…バレバレや」
翔太「そんな!?」
千景は翔太の気が緩むのを見てあがる。翔太の演技すらも見抜いたのだ
千景「始まったときから勝負なんやで?」
夏樹「す、すごい……」
恵理菜「隠し事とかできなそうだね」
千景「じゃあ罰ゲーム執行や~」
3人が翔太を押さえつける。夏樹が頭上で腕を万歳にして足で押さえつけ、恵理菜は馬乗りになる。千景は両足首を脇に抱え込む。翔太は首しか動かせなくなった
翔太「て、手加減……してね」
千景「何言うてんねん」
夏樹「もちろん…」
恵理菜「本気だよ?」
30の指が近づいてくる
翔太「た、助けて~~!!」
3人「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ…」
翔太「ちょ…ぎゃははははははははははははははははははははははははははは!あ~っはははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
3人の指は翔太の全身を這い回る
夏樹「どう?翔太?美女3人にくすぐられる感想は?」
翔太「ちょはははははははははははははははははははははははははははははは!死ぬ!ほんとに死んじゃはははははははははははははははははははははははは!」
千景「どやどや?どんなんが一番効くか言うてみ?」
恵理菜「ち、千景さんの足裏のくすぐりテク…すごい」
夏樹「あれは…死ねるよ、ほんと……」
夏樹と恵理菜のくすぐりも止まることはなかった。しばらくくすぐられて翔太は解放される。が、息をして意識を保つのが精一杯である
千景「今日は7割ぐらいの力出してしまったわ」
夏樹「あ、あれで7割……」
恵理菜「う、裏生徒会ってこんな人ばっかなの?」
夏樹「1人おとなしい1年生がいるけどその子ぐらいよ、ましなのは」
千景「…そうやなぁ」
癒奈「へっくし」
沙羅「あら、癒奈ったら風邪?」
癒奈「かもしれませんね?ふふ…」
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