擽辱屋2

Last-modified: 2020-11-08 (日) 03:52:54
Top/擽辱屋2

ジリリリリーン!!!

「……っ」
俺は電話のけたたましい音で叩き起こされた。最悪の目覚めだ。俺は身体を起こし,受話器を取って,軽く会話終わらせた。それから洗面台で顔を洗い歯を磨いた。
冬の水は肌を貫くような冷たさだ。

ちなみに俺はいまだに黒電話だ。そろそろ買えようか…。

ガチャ。

「おはようございます!」
「………おぉ」

黒電話よりもうるさいのがきた。
桑原 美優
うちのアシスタントを勤めてはや,一ヶ月と二週間。いまはちょうど冬休みの時期らしい。

「さっき電話があった。昼過ぎに依頼主がここへ来る。」
「そうですか。どんな依頼なんですか?」
「さぁな。それはここへ来た時に聞く。さっきは依頼の電話で叩き起こされて気分が悪かったんで,内容はきかなかった。」

まぁ内容などはハッキリ言ってどうでも良い。必要なのはターゲットの素性だけだ。

美優はキッチンに立ち,依頼主に出す菓子を作りだした。意外だが,そういう趣味があるらしい。味はいたって普通だ。無難だがとくに美味いというわけでもない。
本人には言わないが……。

昼の1時をまわったころ,ドアをノックする音が聞こえてきた。ひどく乱暴なノックだ。

「誰だ?」
俺はいつもの様にドアの右側に控え,向こう側の人間に問い掛ける。
美優はドアの左側,ドア一枚分をあけてそこに控えている。
一枚分開けるにはわけがある。
「もし,相手が不審者でいきなり入って来たらアタシへちゃけるじゃないですか。だから一枚分開けるんですよ」
そういった後ドヤ顔をする彼女に,俺のゴールドフィンガーが唸りをあげたのは言うまでもないはずだ。

「依頼主の遠山です」
ひどく荒い声だ。

「……女…の人ですか?」
「依頼主に男女は関係ない。」

美優が左側からドアを開け,俺は依頼主を部屋へあげた。

「あの…アタシ寿司屋でバイトしてるんすけど…そこの店長の女も働いていて,そいつがマヂうざくって,皆からも嫌われてるんですよ。でもそいつお構いなしで,どんどんうざくなってって~,なにがウザイかってーと……」
長い。
女の愚痴ほど聞いていてつまらないものはない。自分の女の愚痴なら黙って聞いてやるが,こいつは仕事上の関係だ。
どうでもいい。
俺はトイレへ行く。といい,美優に依頼主を任せ部屋を出た。
廊下でタバコをふかしていると,美優の声が聞こえた。
「榊さん,どうすれば良いですか?」

俺は依頼主,遠山のの元へ戻り,美優を困らせた質問について話をした。

「あなたも一緒にターゲットを擽辱したいと?」
「はい!」
「残念ながらそういうのは前例がないものでね…それより良いですか?そんなことをして身元がばれたら,あなたはクビになる」
「良いんすよ。だってバイトだし……もう辞めるつもりなんで。それなら最後にあの女を痛めつけてやりたいなぁ……て。」
「………」
「なんでもその女のせいで遠山さんを可愛いがってくれてたオバサンが辞めさせられたそうです。店長の彼女だから,二人で居る時にオバサンの悪口ばっか言ってたんじゃないかって……」「だが面倒事が増えることになる」

依頼主とターゲットの因縁などに興味はない。
俺は冷たくあしらった。

「ちょ……ちょっとヒドクないですか?良いじゃないですか少しくらい……」
美優は俺に意見してきた。くすぐられている時以外に俺に反論することはなかったので,少し驚いた。

「お前……わかってんのか?」
「……前例がないなら…初めての例つくれば良いじゃですか…」

語尾にいくに連れ,声は小さくなっていった。

「お願いします。」
遠山はここぞとばかりに,前へ出て来た。

「…………良いですよ。その代わり,仕事中は一言も喋らないで下さい。声で貴女の素性がばれると後々厄介なので。」
「ありがとうございます!」

遠山は二十歳くらいの今時の女といった感じだ。茶髪のロングで,大人びた顔だちをしている。モテそうだ。彼女の初めて見せた笑顔を見た美優は,歯を見せて微笑んでいる。
そんな美優に俺はあえて水を差すような言葉を放った。

「後で二人でお話しましょうね~ぇ?美優ちゃ~ん」
「……っ…はい…」

拒否しないだと?!真性のドMかコイツ!!?

某寿司屋から歩いて200メートル程のコンビニ。ターゲットは今日はシフトが彼氏の店長よりも早く終わる。一人で帰る時はいつも,このコンビニによるそうだ。

べつに依頼主の遠山の考えに心を打たれ,ここにいるわけではない。
美優が自分の身をていしてまで俺を説得したからだ。
それにターゲットを拉致るところから自分でやる。と言ったのだ。
もっと優秀な助手になるための試練だと思いった。だから任せてみようと思う。
緊急事態の対処法も教えておいた。

黒のセルシオから遠山と二人でコンビニの様子を伺う。
中には幸い店員と美優以外の人間はいない。

5分ほど経ったころ,
金髪の女がやって来た。紫のダウンにショートパンツで黒のタイツとブーツという格好だ。

「あれです。」

俺は美優にメールで合図する。
美優はさりげなく携帯に目を通すとターゲットに近寄った。

「あっ!すいません。まんぷく寿司で働いてる真壁さん…ですよね?」
「はい?」
「あの…アタシ,家族でお店にお邪魔させて頂いた時に貴女の仕事ぶりを見て,すごい格好いいなぁ!って思いまして…アタシもまんぷく寿司で働かせて頂きたいんですが…?」
「は,はあ……?すごくありがたいんだけど,そういうのは店に電話して,店長に直接聞いて」
「この前電話したら,真壁さんと話をしてくれって。今日ここに来るのも店長さんに教えて貰いました」
「……なっ?!……まぁ…じゃあ,ちょっとそこら辺のファミレスで話しましょ」

的なやり取りになっているはずだ。
遠山はターゲットの真壁の行動パターンを研究し,今回の方法を編み出した。
じつに無茶があるとおもうが,失敗すれば俺が改めて手を打てば良い。
これはあくまで美優の練習だ。

店のドアが開いた。中から美優と真壁が出て来た。
俺の携帯には,近くのファミレスに行く。というメールが入ってきた。
俺はセルシオを走らせる。ばれないように低速かつ距離を置いて尾行する。
美優は俺が後をつけられるよう,大通りを選んで歩いている。上出来だ。

コンビニから100メートルほど歩いたところで,美優が並列して歩く真壁の腹に肘を入れた。
うずくまるようにして膝をついた真壁の顔面を膝で突き上げた。
後ろに勢いよく倒れた真壁に馬乗りになり,口鼻にハンカチを当てる。
俺はセルシオを飛ばし,美優の横についた。

車から遠山と俺は飛び出し,真壁を乗せる。美優が飛び乗ったあと車を出した。

「お前いきなりすぎだ。まぁ鍛えてるだけあって,相手に叫ばせないようなコンビネーションを選んだな。技は良かった。」
「はぁはぁ,ありがとございます…はぁはぁ」

緊張のあまり,あれだけの動きで息があがっているのだろう。
女子高生にこんなことをさせている俺は悪魔かもしれない。
そしてそれを
すんなりやってのけてしまう美優はサタンだな。
彼女の将来がひどく心配だ。

相変わらず殺風景な部屋だ。毎回依頼を実行するときに使用している一室……美優はこの部屋がトラウマになっているようだ。目をつむって震えている。

「よし。今回は俺の代わりに美優がやれ」
俺は拘束された真壁を見つつ言った。
ターゲット真壁は
俗にいう,女の子座りの体勢で足を固定されている。つまり太股とふくらはぎを合わせて閉じた状態のところを拘束されている。ちなみに床には特製の拘束板だ。見た目はただの黒い板だが所々に拘束具を繋げれるよう金具を設置してある。
その一部に両足首を固定した。
これで足はどんな刺激を受けてもその刺激からは逃れにくくなる。足首の可動域はかなり制限されたはずだ。
腕は限界まで伸ばし天井に吊している。
サンドバッグを吊す金具のような物に拘束具を繋げている。
服装は……もちろんダウンとブーツは脱がせてある。上半身はブラ一枚だ。

「アタシがやるんですか?」
「そうだ。」

これでも考えたつもりだ。美優はこの部屋で苦しい責めを受け,トラウマになった。では,この部屋で楽しい責めをすればもしかしたらトラウマは解消されるかもしれない。まぁ責めを楽しいと思うかどうかが問題だが…

「今回はこの助手が俺の代わりに仕事をする。君も思いっきり真壁をくすぐれば良い。アドバイスが欲しかったら聞いてくれ」
「………はい……でもどうせなら三人でやったほうがコイツ苦しむんじゃないすか?」
「……気が向いたら入れてもらうよ。」

どうやら遠山はかなりこの女に恨みを持っているらしい。良いものが見られそうだ。ムフフっ!!

「それじゃあ……どうしましょーか…遠山さん」
「うん。とりあえず,起きるの待とう。」

真壁はまだ目覚めていない。

「いや…それも良いが,くすぐって起こすのも中々乙だとおもうがな」
「あっ,そっか!!そうしよ!」
「ところで君は,くすぐりに対して抵抗はないのか?」
「うーん……あれってされ続けるとかなり苦しいですよね。されるのには抵抗あるけどするのは別に。むしろ苦しめてやろう!みたいな。だって,お二人はくすぐりで仕事が成り立ってるわけだからそれなりに被害者には効果的ってことじゃないですか?証拠も残んないし♪」

俺は第二のサタンの誕生を予感した……

遠山の手が無防備な真壁の腋の下に伸びた。始めから指を中々のスピードで動かしている。手加減する気はないようだ。
美優は申し訳なさそうに脇腹をこしょこしょしている。

真壁の身体がビクっビクっ,と反応している。
「おいコラ美優!ふざけてたら後で許さんぞ」
「ふ,ふざけてません!ちょ,ちょっと可哀相……」
ターゲットに情けはいらない。
「足の裏やれ」
「ひっ……いや,それは…」
「じゃあお前が代わりにそうされたいか?」
俺の冗談のない目を見て大人しく美優は足に移動した。
その間にも真壁は呻きを上げはじめ,遠山の指から逃れるように身体をくねっている。

「良いか美優。お前がされたら嫌なくすぐり方をしろ。足が弱いお前ならわかるだろ」
「ひぃぃ~!そんなの想像したくないぃ……」

と言いつつ真壁の足の裏に指を這わす。
真壁の足がビクついた。
眉に皺を寄せ,身体はだんだんと悶えを激しくした。そして………

「………っ…ふあっ!?ちょ,ひゃふぁ,ひっ…あはははははははははははははーははははははははは!!!!」

「ちょっ…ばか!あはははははは!なに?!やめて,ひっ!あふぁははははは」

美優は突然笑い声をあげだしたターゲット真壁 美佳を見て驚いた様子だ。
「あんただけは許さないから…」
「えっ…その声…きゃははははは,あぁんたはぁ!きゃふぁははははーはははははははははははは!!」

えぇー!!!!
いきなり約束破って正体ばらしちゃたよ遠山さん!!
…………
しかし彼女のくすぐりは素人じゃない。

「おい!約束破ったな?」
「あっ!やっ……あの,すいません…つい……」
「まぁ良い。中々筋が良いし………俺らのことを口外しないように,君の指で真壁さんと約束するんだ。」
「………あっ。はい!わかりました。私昔から手先は器用らしいんです。任せて下さい!」

前向きだな。
だが,本当に良い動きだ。
腋の下だけでなく指を身体にはい回らせている。虫の様にワシャワシャと指を動かしたかと思うと,脇腹をクニクニと揉んだり突いたり……

「あひゃひゃふぁははははーははははははははははははははは!あんひゃ,遠山さ,あははははははははは!!なんで,やめなさっあはははははは」
「そうだよ私だよ!アンタだけは許さねぇから!漏らさせてやる」

鬼畜発言だ……
というか黒のバンダナもマスクも脱ぎすてやがったよコイツ!!
なにしてくれたんだ!
完全に怒りで我を失っちゃてるよ……

「あきゃははははははははーははは!やめっ,くすぐった,くははははははーはははははははははは!!」

「秋山さんはアンタらバカップルに辞めさせられたんだ!苦しめ」
「なっ!?なんであの人ぎゃあああぁっ!あっーははははははははははーははははははははは!!」

遠山は首をワシャワシャとくすぐりながら
臍回りを突いた。その瞬間に笑い声が激しくなった。
しかし原因はもう一つあった。

美優が真壁美佳の足指を左手で掴み反らし,土踏まずを掻きむしったのだ。タイツ……レギンスか。レギンスの上から……次第に指の動きは乱暴になる。

「ふやあぁああ!!!っははははははははははーははは!やめ,やみぇーひゃひゃひゃひゃひゃひゃー!!」

美優の顔を見るとニヤついていた。
遂に責めの快楽を見出だし始めたか……
と同時に遠山 亜希もサディスティックな笑みを浮かべていた。

チミ達怖いよ。

遠山亜希は
次に,肋骨の辺りを一本から四本の指でトントンと叩くように攻撃しだした。
「あきゃあははははははは!!うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃーひぃーひひひひ!くちゅぐったいいぃー,やめえぇーはーははははははははははははあはーははははははははは!!!」

真壁美佳の足は左右とも
美優の指によって嬲られている。
盛り上がっている部分から土踏まず,踵まで上から下へと撫でている。
足は刺激から逃れようと足掻くが,せいぜい上下に動くだけ。
結局のところ,足の裏を向けたままである。

遠山亜希は抱き着くように背中に両手を回し,背中を突いたりこちょぐったり,背中側から脇腹付近をフニフニしている。

「ここ弱いの?アタシもダメ。けどね,だからこそどんな方法でされるとヤバイかわかるんだ~……ふふん♪」
「ふやあぁああはははははははははははは!!いひゃ,いやああぁだあーっははははははははははーははははははやめて,むりぃーひひひひ,きゃああぁっはははは!」

うーん…………エロいーねっ!!

「あの,榊さん。そこに並んでいる道具って使っちゃダメですかね?」
「あ?あぁ,良いよ。好きにすると良い。」
「あざーす!!」

「きゃははははは!きゃはははははははは,やめてぇ,あははははははははは」

美優は相変わらず真壁美佳の足裏をくすぐっている。
自分の弱点だからこそ
責め方がわかるようだ。
指の付け根を四本の指でほじるように刺激している。
途端に美佳は悲鳴をあげ笑い出した。
どうやら付け根を刺激しているのは右足で
左足は土踏まずの部分を四本指でがりがりと引っ掻いている。
美佳の足指がくすぐったそうにクネクネと動いている。

ピチャピチャピチャピチャ。

「きゃははあぁあっ!!」

美佳の上半身に目をやると遠山亜希が
ローションでヌメヌメになった手で撫で回していた。

「これって一歩間違えると死ぬ程こちょばいーよね」

かなり経験はあるらしい。性的な意味もあるがなによりも,くすぐりのだ。指の動きは完全に素人ではない。
器用なだけではできない動きだ。確実に急所を効果的な動きで責めている。

「アンタ背中弱いそうだから背中にもヌリヌリしてあげるね~」
「ひゃひゃひゃひゃ,いい,くひゃひひひひひひ,いらなぁーはははははははーははは!?」
「あれぇ?なんかこの調子だと塗るのに時間かかりそうだ………我慢してね」

それもそうだ。
亜希は指でローションを塗っている。
掌に比べ面積が少ない為塗るのに時間がかかる。
亜希の歪んだ口許を見ればそれが故意であることがわかる。
わざと爪をたてるように素早く動かしている。

「あーふぁはははははーははは!きゃひゃあはははははははーはははははは!!しぬっ,あははははははははははーははは!!!」

美佳は首を振り乱し,身体を揺すっている。逃れることは出来ないが身体が反応してしまうのだろう。

「おねがーぁはははははーははははははははは!やめえぇーへへへやめてぇはーははははははははは」

亜希は無言で指を動かしている。
真っ白な美佳の身体に
はい回る,黒めの肌の亜希の指。それはなんともいえない艶やかさを醸し出していた。
背中を責めていた
指は前面に周り,縦横無尽にはい回った。
腋をほじったかと思えば,腋から脇腹まで一気に滑りおちそのまま脇腹を揉む。そして腹を突いたり揉みまわしたあとは臍をほじったりもした。

「あぎゃあひゃひゃひゃひゃひゃひゃー!!きひぃ!いひゃはーははははははははははははははは!!おねがっあははははははあはははあーっはははははーはははははは!!!」

亜希の十指は時折,脚の付け根や腰骨の辺りも揉みしだき,美佳を発狂させた。
ローションをこれでもかというほど美佳の裸体に塗りたくり,常に衰えることのないローションによって生み出される擽感を与えている。

ふと気づくと美優が俺の側にいた。
「あの…アタシもあれ使って良いですか?あと,レギンスも脱がしちゃいたいんですけど……」
上目使いで俺にそう言ってきた。べつにそこまでして頼むことではないのだが……
それにしても
コイツがここまで積極的にターゲットを責めるとは…俺は眠れる獅子を呼び覚ましたのかもしれない。

いや,ケルベロスかな?

「……へへっ」
「ひひっ,くうぅ~~ふふふふ」

美優さん。
笑い声漏れてますよ。
美優は美佳の
足裏にローションを塗りたくっている。
レギンスは一旦拘束を解いて脱がした。
美佳は完全に下着だけの姿になった。
拘束を解いた際,亜希が
動いたら弱点集中攻撃でのばすよ。と脅すと大人しくしていた。

ローションを塗りたくられている美佳の足裏は伸び縮みを繰り返し,さぞくすぐったそうな動きをしていた。

「塗り終わった?」
「はい」
「じゃあせーので行きますか?!」
「良いですよ~♪」

「やめてやめてむりっ!やめっ………」
「せーの…」

美佳の絶叫が部屋に響き渡った。
亜希は美佳の弱点とおぼしき首と鎖骨の辺りをマッサージするように
いったりきたりしている。
掌で撫でる感じだ。
ヌチャヌチャと音をたてている。

美優は足裏を十指を使って引っ掻いている。
親指とそれ以外の四本指を揃えて足裏の全体をまんべなく掻いている。
足は激しく暴れるが
それは自ら美優の指に足裏を擦りつけていることにもなる。現に,時折美優の指が美佳の足指の間に入りこんだりして自滅している。

「ぎゃあああぁっはははははははははははははーはははははは!!あっっははははーはははははは!きゃああぁっ,ひいーぃい,ひひひ!あはははははははははははは!!!」

亜希が美佳の腋の下の窪みを
指で優しく掻いた。
汚れでもほじくりだすように。

「ひぎいぃい!ふひゃはははははははーははは!むりだ,あははははははははは!しぬよーっ,きゃひゃあはははははははははははははははムリムリーーー,あぁんははははははははははははははははっ!」

涙を流している。
顔は汗とヨダレでぐしゃぐしゃだ。

二人はノンストップで
くすぐりを続けた。

「きゃあーはははははははははははは!ふやあぁああ!!!!」

最後の大絶叫を
上げ,美佳は頭をがっくりと垂れた。
股間からは水滴が滴りおちている。
どうやら失禁したようだ。
亜希は肩で息をしながら満足気な表情を浮かべている。
美優は目を見開いて酷く驚いている。

「ああっ!!やっべ……これ死んだんじゃ…」
俺は亜希に片目で合図した。
「……!……はあぁ,どうしよ…やり過ぎたあぁ~…」

「えっ!?え?嘘ですよね…?えっ?」

しばらく黙っていると
美優はその場に座りこみ,半泣きしだした。
ネタばらしをして亜希と二人で大爆笑していると二人とも喉仏に綺麗な手刀を受けある意味死んだ。

「ありがとうございました!これでもう心残りはありません。」
「まだだぜ。後片付けをしなくちゃならん。それにあの娘が目を覚ましたら,俺らのことを黙っとくように約束しないとな」
「そうですね。でも本当に…ありがとうございました!」

俺の仕事は歪んでいる。
俺がしたことによって心に傷をおう者もいる。
しかし,救われる者もいる。
救えた人間にかけてもらえる感謝の言葉は
俺の中から罪悪感をある程度拭いとってしまう。

どんな仕事でも
客の
ありがとうってのは良いもんだ。

俺は窓際の特等席に鎮座し,コーヒーを啜りながらタバコをふかしていた。

するとドアが元気よく開き,二人の少女が入ってきた。
「おはようございます!」
「おはよう榊さん」
助手の桑原美優と遠山亜希だ。

亜希は昨日の一件で俺がスカウトした。
こんなことをした相手と平気で仕事は出来ない。元から辞めるつもりでしたことだし,これからどこで働くかも決まってないから誘ってくれるなら喜んで。とのことだった。
美優にしても亜希にしても
各々のやるべきことが
決まれば早々にうちを出てけば良い。俺はそのつもりだ。こんな世界に長居するものじゃない……とは言っても俺も中々彼女達のことを気に入ってしまっているのがいけないんだが…。

「おい,亜希。お前は口の聞き方に気をつけろ」
「良いじゃん。これが最近の若者だよ!美優ももっとラフにいきなよ」
「………アタシはやめとく…」

美優は俺を怒らせたらどうなるか熟知しているようだ。
近々亜希にも教えてやらんとな。

電話だ。
美優が弾丸の如く受話器に飛び付いた。
素晴らしい。

「…はい。榊さん」
「ん?依頼主か?」
「はい」

「お久しぶりです。榊さん?」

聞き覚えのある声だ。
それもそうだ。
彼女は………
彼女が事務所に来訪したことで新たに加わったこの助手達は
地獄を味わうことになるのだった。


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