二人だけのくすぐり世界

Last-modified: 2021-06-16 (水) 12:35:21
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「ふぁーぁーー……」
 寝ぼけながらスマホのアラームを止める。
 二度寝しそうになる誘惑に耐え、リビングに向かう。

 何か変だ。リビングに入った瞬間、違和感を感じた。
 いつもなら朝起きてリビングに行くとパンとコーンスープが用意してある。
 しかし、今日は何も用意されていない。
 母さん寝過ごしたのかな?そう思って母さんが寝てる部屋の扉を開けるが、そこには誰もいなかった。
 
 そういえば父さんもまだ起きてない。いつもなら俺がリビングに入るとすでにパンをかじりながらテレビを見ているのだが、今日は父さんの姿もない。
 念のため父さんの寝室も見てみたが、父さんはいなかった。もちろん母さんもいない。
 何となく不安になったが、学校の時間も迫っていたため、自分でパンを温めて食べ、身支度を済ませて家を出た。
 
 路地を曲がり通学路に出ると、そこには驚く光景が広がっていた。誰も歩いてないのである。いつもなら中学生とサラリーマンであふれかえっている道路が、今日は物音ひとつ立てず閑散としている。
 
 道路には人が全くいない。
 それどころか、車も通っていない。
 ここは東京かと疑いたくなるような光景だった。

 いつもと違う異様な風景に恐怖を感じながらも、とりあえず学校に向かって歩を進める。
 校門の前まで来たが、誰もいなかった。それどころか、校門の鍵が開いていない。
 明らかにおかしなことが起こっているじことは理解していたが、どうすればいいのかさっぱりわからない。とりあえず、学校の周りを1周してみたが、手掛かりとなりそうなものは何も見つからなかったし、誰ともすれ違わなかった。
 学校の時計を見ると、8時40分を指している。本来ならば8時半に朝礼が行われるため、席についていないと遅刻になる。しかし、今は学校の中に入れないのだ。一度家に帰ろうか思案していると、遠くのほうから誰かが走ってくるのが見えた。

「ああ!よしき!誰かにあった?」
 今日初めて人に会えた安堵と、状況を共有したいのとが入りまじり、興奮気味のあいさつになった。
「誰ともあってないよ。それより、お母さんが見当たらなくて、急いで用意したから時間ギリギリになったんだ」
 
 よしきは俺と同じ中2なのだが、身長が138センチしかなく、初対面の人からは小学生に間違えられる。 
「えっ!よしきも!?」
「じゃあタクトも?」
 
 やっぱりだ。街中から人が消えているらしい。
 だから校門も開いていないのだ。
 
 朝起きてからの話をよしきと共有した。やはり、街から人が忽然と消えているようだ。
 とりあえずこの状況の原因を示す何かが見つからないか探してみよう、ということで学校を離れ歩き出した。

 とてつもなく長い時間歩いたような気がしたが、実際には1時間ほどしか経っていなかったようだ。
 結局だれとも会うことができず、何の収穫も得られなかった。
 目の前のコンビニには電気がついていたが、店員も客も誰一人として居なかった。日常の光景から人間だけが消えてしまったようだ。

「何があったんだろうね?」
 門が閉められた図書館の前を通り過ぎる。
「さあね。このまま歩き続けても解決しそうにないから、どこかで休まない」
 
 とりあえず俺の家に帰って休もうということになり、カップ焼きそばを食べることにした。
 この状況について二人で話してみた。
 なぜ誰もいないのか?
 大勢の人は一体どこに消えたのか?
 どうすれば人々は戻ってくるのか?
 今の段階では答えのない堂々巡りな議論をするしかなく、考えるという行為自体無意味に思えた。

「電気屋に行ってみない?ゲームがただでできるかもよ」
 いかにもゲーム好きなよしきらしい提案である。
「そうだね。行ってみようか」
 考え方を変えれば、だれもいない世界で好き勝手出来るチャンスかもしれない。どうせならこの機会にやりたいことをやりまくろう。

 地域で1番大きな電気屋で携帯ゲーム機をプレイしている。最初こそ勝手にパッケージを開ける罪悪感があったが、3作目のソフトをプレイするころにはためらいなく封を開けていた。

「ここが俺たちの楽園かもね」
 よしきは本心でこの状況を楽しんでいるように見えた。思えば、ゲームをやっている時間は不安を忘れられている。
「そうだね。誰もいないんだし、思い切り楽しもう!!」
 いくら悩んだところで、この状況を解決できるとは思えない。
 今できることは、この状況を精一杯楽しむことだと思う。
 横にいるよしきの顔を見て、とあるたくらみを思いついた。

「ヒャッハー!」
 よしきは真っ白なベッドにダイブする。
「この部屋を俺らの秘密基地にしよう」
 部屋の中を見て回ると、いろいろな道具が置いてあった。
 これでどうやって遊ぼうか。考えるだけでにやにやが止まらない。
「ここのお風呂ガラス張りじゃん!豪華なホテルだね」
 よしきはおそらくラブホテルというものを知らない。
 泊まる場所と食料を確保できるからホテルを秘密基地にしようと提案し、住宅街から少し離れたラブホテル連れてきた。
 もっとも自分も中に入るのは初めてなので、よしきとは違った意味でワクワクしている。

 夕食は下のコンビニでたくさんのお菓子とおにぎり、ジュースなどをかごにたくさん詰め込んで、秘密基地までかごのまま持ち込んだ。
「俺らの地球にかんぱ~い!!」
 サイダーの缶で乾杯する。
 テーブルには菓子パンとおにぎり、スナック菓子が所狭しと並んでいる。
時刻は23時30分。
 ベッドの上には薄青色の浴衣姿のよしきが眠っている。
 シングルベッドとはいえ、小柄なよしきであれば二人は寝れるくらいのサイズ感である。
 浴衣がはだけて露わになった白い肩をゆするが、目を覚ます気配は全くない。
 
 しめしめと心の中でにやけると、よしきの目を覚まさないよう慎重に作業に取り掛かった。

 時刻は朝の11時を回った。
 よしきはまだ起きない。
 普通に学校のある日だったら、大遅刻である。
 朝起きて8時くらいに一度学校に行ってみたが、街中には人っ子一人歩いておらず、学校ももちろん閉まっていた。
 昨日と状況は変わっていない。
 しかし、今の自分には好都合だった。

「ふにゃぁ~……」
 猫のような声が聞こえる。
 まぎれもなくよしきの声だった。
「あれぇー、うごけなぁい」
 まだ寝ぼけているらしく、状況を把握しきれていないのだろう。
 昨日の疲れがたまっていたとはいえ、よくここまで熟睡できるものだと感心する。
「よしき。おはよう」
 にやにやと笑みがこぼれる。
「あれ、動けないんだけど……」
 よしきは手足を動かそうとするが、かちゃかちゃと金属音が響くだけで手足は自由に動かせない。
 それもそのはずだ。よしきの両手はそれぞれ手錠でベッドの端につながれており、両足は鎖でつながれている。
 よしきの体格が小さいため、両手両足がピンと張った状態でX字に拘束されている。

 実は昨日の昼の段階から計画しており、この状況を作るためにホテルを秘密基地にしようと提案した。
 寝床や食料だけなら俺の家かよしきの家でもよかったのだが、拘束具を手に入れるためわざわざラブホテルを秘密基地に選んだ。
 前々から、よしきの身体を好き放題くすぐってみたいと思っていた。
 遊んでいるときにふざけてくすぐると、女の子のような高い声をあげて身をよじらす。
 しかし数人のグループで遊ぶことが多かったため、思い切りくすぐることはできなかった。
 町じゅうから人間が忽然と消え、今この地球には俺とよしきの二人だけ。このチャンスを逃すわけにはいかない。
 
「外してよぉ」
 助けを求めるか細い声が聞こえてくる。
 ようやく状況が呑み込めたようだ。
「どうしたのぉ?動けないのかなぁ?」
「拘束されていて、手足が動かないんだよぉ。外してぇ」
「へぇ、そうなんだぁ」
 にやりと笑みを浮かべると、右手の人差し指で脇腹をつんつんとつつく。
「ひゃはっ!」
 思ったよりも反応が良い。
 両手の人差し指で、脇腹をつんつんと数回つつく。
「ひゃははははっ。やめてぇ」
 女の子のようなかわいい声で鳴いている。
 よしきの反応を見てスイッチが入った俺は、両手を広げて十本の指をもぞもぞと動かし、脇腹をこちょこちょする。
「きゃはははははははhあああああああああああああああああああああああああああああーーーーーー!!だめだめぇえええええええええええええええええええええええええええええ」
 小さな肢体をくねらせて十本の指から必死に逃れようともがくが、両手足をしっかりと拘束されているため逃げられない。
「今度はわきの下をくすぐるよぉ」
「いやぁああああああ、ひゃははははははっはははははははははははっははっはははっはっはっは、きゃはははははははhあああああああああああああああああああーーーーーーー!もう無理ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいひひひひひひひひいいいいいいいいいいいい」
 よしきの反応を見て、ますます嗜虐心が刺激される。
 脇腹やわきの下、おへその周りなど弱いポイントはどこか探りながら指を細かく動かす。
「きゃはははははははhはははあああああああああああああ!やめてええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
「いちばん弱いのはどこかなぁ?」
「わっ、脇腹ぁああああああああひゃはははっはははははははあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「そうなんだぁ」
 両手を脇腹にセットする。
「よわいってばあ!やめてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
  
 指が付かれてきたので、いったんくすぐる手を止める。
 時計を見ると11時40分。意外にも30分しかくすぐっていなかった。

「もうやめてよぉ。くすぐったすぎるよ」
 疲れ切った表情でぐったりしている。
「お水飲ましてあげるから、口開けて」
 ペットボトルの口をゆっくりよしきの口許に近づける。
 よっぽど疲れていたのか、すごい勢いでアクエリアスを吸い込む。
「もっと飲む?」
「いい。それよりこれを外してよぉ」
 手足をばたつかせる。
「それはできないなぁ」
 足の裏に指を立て、ゆっくり円を描くように動かす。
「ひゃはははっはははははははあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 10本の指が両足の裏からくるぶしを通ってふくらはぎ、そして膝小僧にたどり着く。
 両ひざの中心に5本の指を集め、外側へ指を開く。
「きゃはははははははhああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、だめ、くしゅぐったいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
 身体を必死に動かそうとしているせいで浴衣が乱れ、太ももからお腹にかけて白い肌が露わになっている。
 可愛い声で鳴きながら肢体をくねらす姿に、思わず下半身が熱くなる。
 浴衣の隙間に手を忍ばせ、雪のように白い地肌を直接くすぐる。
「ひぃ、ひゃはははっはははははははあああああああああああああああああああああああああああああああああああだめだめぇええええええええええええええええええええええええええええええあははははははははっは」
「直接触る方がくすぐったいでちゅかぁ?」
 赤ちゃん言葉でいじめる。
「くしゅぐったいよぉ……ひゃはははっはははははははあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 脇腹のぷにぷにした感触がたまらなく気持ちいい。
 浴衣の隙間からのぞかせる白いブリーフ。
 小学校低学年が履くような下着だが、よしきの小さな体にはぴったりだ。
「ひゃはははっはははははははあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!やっ、やめてええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
 素肌への直接攻撃は刺激が強いのだろう。口を大きく開けて笑い狂う。
 一度くすぐる手を止め、よしきの身体を辛うじて守っていた薄青色の浴衣を脱がす。
「えっ!脱がさないでよぉ」
 ズボンをはいていないため、よしきが身につけているのは真っ白いブリーフ一枚だけである。
 露わになった白い肌。鎖につながれた細い手足を必死に動かしているが、ベッドの柱にしっかり固定されているため、体制を変えることすら許されない。
 10本の指をノーガードの脇腹にセットする。
「ひゃんっ」
 どうしたの。まだくすぐってないよ。
「えっ、あっ、……いやああああああああああああああああああああああああああああああぎゃっはははははっははははあああああああああああああああああああああああああああああああ」
 油断したタイミングで指を動かす。
 容赦のない責め苦がよしきの身体を襲う。
 お腹付近のくすぐりをいったん止め、両手の人差し指をほんのわずかにふくらんだ両側の突起部分に近づける。ツンツン。
「あひゃん」
 高くてかわいらしい声を上げる。明らかに今までとは異なる種類の声だ。
「どんな感じがする?」
「なんか変な感じがしゅる」
 よしきの顔が真っ赤になっている。いくら男同士とはいえ、上半身を裸にされ動けない状況で乳首を責められれば恥ずかしくなるのも無理はない。
 さらに指の腹で突起の周辺をさわさわといじめる。
「きゃはぁんっ、ひひゃひゃひゃひゃああああああああああああああああだめだめえええええええええええええええええええええ」