さっちんの受難

Last-modified: 2020-11-08 (日) 03:52:54
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第一部 或る日の路地裏

「待ちなさいさつき。こんな夜に何処に行こうというのです」
 彼女――弓塚さつきがどこかへ行こうとすると、不意に背後から声がかけられた。
 声の主は、彼女と同じく路地裏の住人――シオン・エルトナム・アトラシアである。
「え……? 何処って、えっと……ちょっと散歩、じゃダメかな?」
「…………さつき。今日という今日は見逃しませんよ。只でさえあなたが嫌がるから控えているというのに、こんなに何度も行えなければ研究に支障が出るというものです」
「ごめんなさい、今夜は特別なの。お願い、見逃してシオン……!」
「聞けません。いつもいつもそうやって。言葉で言って聞かないようなら、少々強引にいきます」
 シオンが手を翳すと、さつきは急に身動きが取れなくなった。
「エーテライト……いつの間に!?」
「先程の会話の最中から仕掛けて置きました。これであなたは抵抗できない」
 見えない糸で四肢を拘束されたさつきに、シオンが迫る。
「やっ……! お願いシオン、私あれ弱いの……」
「ダメです。研究の遅れを取り戻すためにも、今日は徹底的にやらせてもらいます」
 シオンの指が制服のブラウスの上から、さつきの腋の下に触れる。
 そして、こちょこちょと指を蠢かせた。
「やっ、ぁはははっ……だ、だめぇ~っ!」
「ふむ、相変わらず敏感なようですね。まだ服の上からくすぐっただけなのにこの反応とは」
「きゃはっ……ぁはははははっ、やめ、ぁははっ……やめて~!」
「この程度で音を上げているようでは、この先体が持ちませんよ」
 シオンは屈むと、今度はミニスカートからすらりと伸びた足に目を付けた。
 フトモモに舌を這わせ、両手はさつきの脇腹を揉み、くすぐる。
「はひっ!? んぁっ……やだ、何これ……体に力が……ああっ!」

 モミモミ、ピチャピチャ……
「ゃんっ……だめ、シオン……何も考えられなくなっちゃう……ふぁっ……」
「さつき、あなたは何もしなくていい。そのまま、ただ悶えていてください」
 脇腹をくすぐっていた手をそのままブラウスの中に潜り込ませ、ブラのホックを外す。
 そして、直に胸をくすぐり、舌はペロペロとヘソを舐める。
「……何して……ぁんっ! ちょ、こら、どこ触ってるのよ……ひぁっ!!」
「あくまで研究が目的でしたが、これはなかなか……癖になりそうですね」
「はぁんっ……ゃ、だめ……いっちゃ……ひゃうっ!」
「ふふ、この程度の責めにも耐えられないのですか?」
「――っ!! ば、馬鹿にしないで……これくらい何ともないんだから!」
「それは良かった。では、もっと激しくしても大丈夫ですね」
 一旦くすぐりを中断し、ブラウスを胸が露になるまで捲り上げた。
「きゃあああっ! シオンのエッチ、馬鹿、変態!!」
 無視して、シオンは乳首に舌を這わせ、両腋を直にくすぐった。
「ひゃうっ……ぁはっ、ちょ、だめ……それ反則だってばぁ……はぁんっ!!」
「くす、こんな感じはどうですか?」
「んぁっ……はっ、ゃあ……やだぁっ……ぁんっ……もうやめてぇ~っ!!」

 数時間後――。
「はぁ……はぁ……も、だめ……全然動けないよぉ……」
「ふぅ……久しぶりに良いデータが取れました。さつき、協力感謝します」
「はぁ……もう当分はごめんだからね……」
「くす、それは約束できませんね」

第二部 悪夢。

「そこまでです弓塚さん。それ以上の暴走はこの私が許しません」
「シエル先輩―――」
 参ったなぁ……あの様子じゃ、どんな言い訳も聞いてくれそうにないよ。
 こうなったら先手必勝。
 素早く先輩の懐に潜り込み一撃を叩き込んで、その隙に逃げ切る!
「ごめんなさいっ!」
 先輩目掛けて走る。
 そして、射程距離まで近付き、私の爪が先輩の腹部に命中しようしたその瞬間―――。
「か、はっ……」
「そう簡単にいつもと同じ手は通じませんよ」
 その行動を読んでいた先輩のカウンターが入り、私の意識は途絶えた。

「――んっ、まぶし……」
「ようやくお目覚めですか?」
 目が醒めると、そこは先輩の部屋と思しきマンションの一室だった。
「あれ? 私、生きてる。なんで……」
 見ると、先輩のベッドに両手を手錠(おそらく特別製の物だろう。体に力が入らない)で拘束されているものの、外傷はなかった。
「まだあなたは誰も手に掛けていないようですし、殺しはしません。ただ――お仕置きは受けてもらいます」
「へ、お仕置き――?」
 先輩はベッドに上がり、私に覆い被さる。
「ふふ、実は最近どこぞのあーぱー吸血鬼のせいでストレス溜まってたんですよ。この際なので、思う存分いじめちゃいます」
 耳元でそう囁いた後、こちょこちょと先輩の指が私の腋をくすぐり出した。

「ひゃわぁっ! ちょ、やだ、なんでくすぐ……ん、ぁははははははは!」
「ふふ、くすぐり弱いんですか? いくら吸血鬼でも、やっぱり年頃の女の子ですね」
「いやははは……ごめんなさ、ひっ……お願いだからもうやめ、ゃはははははぁん!」
「ダメですよ。いくら謝っても許してあげません。私の気が済むまでくすぐってあげます」
「ひゃははははは! いやぁっ……そこだめぇ~っ!」
 シオンといい、シエル先輩といい、なんで皆くすぐってくるのよぉ~っ!?
 って、やだ、そんなとこ触んないで!
「ゃはははははっ……やだ、激し……ぁんっ……や、胸はだめ……」
「ふふ、弱点発見です。これは直に触ってあげなくちゃいけませんね」
「やっ……服の中に手、入れないでください。ゃんっ……ちょっとぉ……」
「どれどれ」
「んぁっ……やだ、らめっていって、ぁひゃうっ!」
 あぅ……お腹舐められてるよぅ……。
「ぅひゃぁっ……ん~っ、く、ふぁ……ぁはぁっ! もうだめ、我慢できな……ひゃあんっ!!」
「我慢なんかできっこありませんって。大人しく喘いでてください」
「うひゃはははははぁ! ぃやはははははははは! やだぁっ、もうやめてよぉっ……ああっ!」
「くすくす、イっちゃいましたね。でもまだまだ、夜はこれからですよ」
「はぁ、ぁは、はぁ……ん、もう、くすぐり、やだよぉ……」

 数時間後――。
「はぁ……ひどい目に遭っちゃった。もうくすぐりは懲り懲りだよ……」
「こんばんは。会えて嬉しいわさつき」
「し、白猫さん……」

第三部 夏に降る雪

「こんばんは。会えて嬉しいわ、さつき」
 白猫さんは、まるでオモチャを見つけた子供のような笑顔で、そう言った。
 嫌な予感がする……。
 これは、さっさと逃げた方が良さそうだ。
「ど、どういたしまして。それじゃ私、急いでるから――」
「どうせ外にいてもみんなにいじめられるだけでしょう? なら、ここで私と遊んでいかない?」
「え、遠慮しとく」
「あら? くすぐったいことは嫌いかしら?」
 いつの間にか白猫さんは私の背後に回り込んでいた。
 右手で制服のリボンを解きつつ、左手を下からブラウスの中に潜り込ませてくる。
「ふふ、楽しみ。どんな風に可愛がってあげようかしら?」
「え、ちょ、ちょっと待っ、待って! やっ、やははははは、あはははっ!!」

 ―――数分後。
「――――驚いた。本当にくすぐり弱いのね、さつき」
「んぁっ……分かったなら、んっ、くすぐり、ぁはっ……やめてよぉっ!!」
 あっという間に両手足に氷の枷を付けられ、立ったまま身動きを取れなくされた。
 シエル先輩に何度もイかされて疲労していたとはいえ、情けない……。
「あら、それは無理よ。こんなに楽しいのにやめられる訳ないじゃない」
「くっ、このっ……やめてってば……ゃあん!」
 必死で手足をバタつかせるが、枷はビクともしない。
 白猫さんはというと、脇腹を揉むのに飽きたのか、今度は胸に手を伸ばしてくる。

 器用にブラのホックを外し、両胸をサワサワと揉みくすぐられる。
「ゃあっ……そこやだぁっ……ぁんっ」
「エッチなくすぐりはいかが?」
「ひゃあああああん、だめぇ~っ!!」

 ―――数時間後。
「ほんとに、あははっ、もうだめっ……死んじゃうよぉっ!」
「ねぇ、どんな気持ち? 私に好き勝手にくすぐられて、オモチャにされちゃうのって」
「はひっ、ゃだっ、やだぁっ……もうくすぐらないでぇぇぇ~っっ!!」
 白猫さんのくすぐりは段々と激しくなってくる。
 今は乳首を舐めつつ、両腋をくすぐられている。
 気持ちよくて、くすぐったくて、もう何も考えられない。
「くす、またイッちゃいなさい」
 カリッと軽く乳首を噛まれる。
「ゃあっ、ぁっ、んっ、やあああああ~~~~~っ!!」
「ホント――調教し甲斐があるわね」
「はぁ、はぁ……もう、やめてよぉ……」
「次は……これなんてどうかしら?」
 後ろから膝を股の間に差し入れ、ブルブルと震わせてくる。
 いわゆる電気あんまだ。
「あああああああああ~~~~~~~~~っっっ!! だめぇ~~~~っ!!!」
 さらに両胸を揉まれ、耳にふっと息を吹きかけられる。
 それだけで再び絶頂に達してしまった。
「ふあぁっ……!!」

「はしたないわね。さっきイッたばかりなのに」
「っ、はぁ……こんなの、無理だよぉ……」
「お仕置きよ」
「いやああああああああっ!!!!!」
 次は腋の下をくすぐりながらの電気あんまだった。
「あはははははっ、やめ、ゃめてぇぇっ、んっ………きゃはははっ、ひゃひっ、ゃははぁっ!!」
「うふふ、足腰たたなくなるまで可愛がってあげるわ」
「いやぁっ!! きゃぁっ、やだっ……ひっ!?」
 背後からうなじを舐められ、反射的にビクンと体が仰け反る。
 腋の下も、長時間のくすぐりで汗ばんでしまって、指でくすぐられているのに、まるで舐められているみたいだ。
「あっ、ん、くぅんっ…やっ……だめぇっ!!」
 
 ―――それから、本当に足腰たたなくなるまで責め続けられた。
「そろそろ指と舌が疲れたから許してあげる」
 白猫さんががパチンと指を鳴らすと、私の手足を拘束していた氷の枷が消えた。
 支えを失った体は、そのまま前のめりに倒れこむ。
「はっ、ぁ……っ、はぁ………」
「レディをいじめるのも案外楽しいものね」
 もうくすぐりは終わったのに、まだ体がビクビクと震えている。
 しかしそんなことお構いなしに、別れの挨拶とばかりに首を軽くくすぐられた。
「ひゃんっ……」
「また遊びましょう、さつき」


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