【藍子のくすぐり再追試】

Last-modified: 2020-11-08 (日) 03:52:54
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一章
田山と上杉は話し合っていた。もちろん今後の大学での授業のことや、日本経済のことなどではない。“くすぐり再追試”のことである。前回の追試で試験管(森野と飯田)のおかげもあり藍子に再追試を受けさせることに成功したのだ。今回からは教授が自由にできるので、今2人で考えているのだ。当初は2人とも存分にくすぐる事を考えていた。しかしある意味それは前回で実現してしまった。それに試験管の2人も含めこの学校には4人ものくすぐり好きいるのだ。どうせなら単純なものでなくもっと藍子が苦しむようなものを考えていたのだが、中々アイディアが出ないでいた。出たアイディアは…
・4人で徹底的にくすぐる
・ゲーム方式でくすぐる
などであったが今一つなものばかりであった。
そんなことで悩んでいる時にドアをノックする音が聞こえた
「失礼します!」
入ってきたのは飯田と森野であった。ある意味藍子を再追試に追い込むことに成功したのはこの2人のおかげである。だから上杉と田山は2人を今回の再追試に参加させる方向でいた。そして今日は2人にもアイディアを出してもらおうとしたのだ。
田山「何かアイディアは出たかね?」
飯田「う~ん、やっぱり徹底的にくすぐるのが一番じゃないですかね?ゲーム方式は楽しいんですがくすぐりが緩くなりそうな気がしますよ!」
確かに飯田の言う通りであった。4人ともゲームじみたくすぐりの方が楽しいと考えていたがどうしても緩くなってしまうことが予想できた。だったら緩くならないような内容にすればいいのだがそれでは普通にくすぐるのと変わりないし、何よりそんなことは藍子が予想してくるだろう。前回藍子があそこまで敏感に反応していたのは予想してなかったからだ。だから藍子が予想しないようなことをしなければならない。だから考えがいき詰まっていたのだ。

だがそんな時に森野が別の事を言い始めた。
森野「あと今日他に先生方にお知らせすることがありまして…」
上杉「なんだね?」
森野「はい。実は藍子以外にも先生方の追試を落ちた学生がいましてそれの名簿を今日持ってきたのです。」
もちろんこの追試を落ちたのはくすぐり追試を受けた学生ではなく単なる追試を落ちた学生である。
森野「先生方にはこの学生の再追試も考えてもらわなければならないのです。」
藍子をくすぐる事しか考えていない飯田とは違いちゃんと部活の仕事まで考えているのがさすが部長と言ったところだろう。
くすぐり追試、普通の追試関係なく再追試を受けるものは教授が自由に決めたものを受けなければならないと決まっている。藍子の再追試を考えるだけでも今アイディアが浮かばないのに、なんで他の学生の分まで考えなくてはならないのだと2人はイライラした。
田山「それで、再追試を受けるのは何人だ?」
田山はイラつきながら質問した。なんで自分が八つ当たりされなければならないのだと思いながらも森野は答えた。
森野「田山先生も上杉先生も1人づつです」
めんどくさい。正直田山と上杉はそう思った。だからもう適当に考えようとした。だがそんな時田山は思った。もし再追試を受ける女子がかわいかったらその子を存分にくすぐるのも楽しいかな、と。そして田山は渡された名簿を見た。すると田山の再追試を受けるのは女子であった。そして上杉の方も女子であった。田山はラッキーだと思い少し興奮しながら話した。
田山「2人とも女子じゃないか!じゃあこの2人もくすぐりにするのはどうかな?」
田山は嬉しそうな顔をした。だがそんな田山の期待を上杉がかき消した。
上杉「そうですね~。でもそれはあまりオススメできないですね」
田山「どういうことですか?」
上杉は名簿の中の【飛田ひとみ】という名前を指しながら言った。
上杉「その子なんですがうちのゼミの学生なんですが、まぁ可愛くないというかもうブサイクなんですよね。数人で固まっているんですが、その子だけブサイクなんで目立ってるんですよ。藍子ともけっこう仲良いですよ。なんなら写真見ますか?」
そう言いながら上杉はゼミの集合写真を取りだし飛田ひとみを指さした。この写真を見た田山は
(あぁこのブサイクか…)
と思った。田山もこの飛田ひとみは知っている。確かにたまに藍子と一緒にいる。
(こんなブサイクをくすぐってもおもしろくもなんともない)
田山は非常にがっかりした。こんな奴らは適当に後で考えよう、田山はそう思いながら藍子の再追試を考えたが何も思いつかなかった。それは上杉も同様であった。実は上杉の追試を落ちた学生は田山のゼミの学生であった。これまたブサイクな女子であった。

だが上杉がその再追試を受ける他の学生の名簿を見てあることを思いついた。そしてそれを他の3人に話した。皆それを聞いた瞬間良いアイディアだと思った。自分達も楽しめるし、絵的にも最高であった。だが飯田が
飯田「しかし、そんなうまく行きますかね?それに少し物足りない感じがしますが…」
しかし上杉が笑みを浮かべながら言った。
上杉「そこは私に任せなさい!」
皆少し不安だったが上杉だけが嬉しそうだった。そして藍子のくすぐり再追試の内容が決まった。

二章
藍子は優鬱であった。再追試を受けなければならないからだ。藍子は再追試を受けることを誰にも言っていない。落ちたことが恥ずかしいし、自分があんな状態になったことなど言えるわけがないからだ。そしてそんなことをしている内に再追試の日が来てしまった。ただ前回と違い藍子はもう覚悟ができていた。相手は4人もの変態である。だからあらゆる最悪の状況を予想していた。こう思いながら藍子は再追試のある会場へと向かった。

指定された場所は体育館であった。内容は聞かされてないが間違いなくくすぐりだろう。体育館にはまだ藍子1人であった。だが次の瞬間、以外な人物が来た。飛田ひとみである。このひとみは藍子と同じゼミである。藍子ともたまに授業を一緒に受けるし、けっこう仲が良い。
藍子「ひとみ~久しぶり~!ひとみも再追試受けるの…?」

ひとみ「うん…追試も落ちちゃって…」
藍子「そうなんだ~!うちもなんだよ~!一緒に頑張ろうね!」
藍子は安心した。ゼミの友達がいるだけで心強かったからだ。
藍子「ねぇねぇ、今日何やるか知ってる?」
ひとみ「わかんない…何も聞かされてないし…不安だよね。」
藍子「大丈夫だよ~(o^^o)一緒に頑張ろう!」
ひとみ「ありがとう!うん、頑張ろう!」
心なしかひとみがいつもよりそっけない感じがした。藍子はひとみも再追試を受けるから緊張していると思っていた。その後の悲劇が始まるまでは…

こうしている内にもう1人の受験者と上杉と田山、試験管の森野と飯田が入ってきた。藍子はものすごい顔で4人を睨みつけた。こいつらのせいで私はこんな目にあっていると考えたら腹が立ってしょうがなかった。無論4人はそんなことお構いなしだった。その様子を見たひとみが心配そうに言った。
ひとみ「藍子…大丈夫?」
藍子「あ、ううん。大丈夫だよひとみちゃん。」
こんなやりとりをしている内に飯田が話し始めた。
飯田「みなさん、こんにちは。では今から再追試を始めたいと思いますので、よろしくお願いします。内容は”コスプレくすぐりバトルロイヤル“です」
また意味のわからないものを用意してきたと藍子は思った。しかし抗議する間もなく、ルール説明の紙が配られた。ルールは以下のものであった。

【コスプレくすぐりバトルロイヤル】
・受験者は四角位マットの上でくすぐりあう。蹴ったりするのは無し
・バトルロイヤルであるので全員一斉に始まる。誰を狙うかは各々の自由
・10分3R制
・教授が指定したコスプレを各々着てもらう

以上が基本的なルールであった。
※特別ルールあり

これが今回の再追試のルールであった。割と簡単なものだと藍子は思った。なぜならもう既に味方が1人いるからだ。もう1人の受験者には悪いがその子をずっとくすぐっていればいいし、仮に嫌がったとしたら軽くくすぐって3人平和に再追試を合格できると思ったからだ。だが次に飯田が今回と合格する方法を言った。
飯田「次に合格する方法ですが自分の落とした科目分相手をギブアップさせれば合格です。また合格しても今回は抜けることはできないのでそのまま競技を続けて下さい」
藍子は二つ落としているので2回相手をギブアップさせなければならない。だが少し疑問が生まれた。もし仮に2人で1人をくすぐってギブアップした場合どちらのポイントになるのか、それがわからなかった。だがその疑問にも飯田は説明した。
飯田「なお今回はバトルロイヤルですので、2人で1人をくすぐるという場合もあると思います。その場合は1人だけのポイントになります。その場合は審判である私達が判断します。」
これは少し藍子には不利だと思った。審判があの2人では明らかに藍子を不利にする事が予想されたからだ。だがこちらにはそれ以上に心強い存在がいた。ひとみである。それが藍子の救いであったし、それを審判に悟られたくなかったので藍子は黙っていた。おそらく今回は受験者同士の本気のくすぐり合いになる。だから2人がかりでもう1人の受験者をくすぐってギブアップさせようと考えたからである。

そうしていると田山が衣装の指示をしてきた。
田山「じゃあ飛田さんは体操服かな?ジャージは着ても着なくてもいいよ。君ははパンツスーツにしようか。丸山さんは…女子高生の制服だね!」
またあたしだけ不利な格好であったがもうそんなことは予想していた範囲であったから藍子達はすぐに着替えてきた。もちろん今回は短パンをもってきている。田山達が用意した制服はかなり短いスカートであった。そんな嫌がらせも想定内であり今さら驚かなかったが、やたらと似合っている自分にちょっと自惚れていた。実際童顔の藍子に制服はかなり似合っていた。他の2人が長袖の上下なのに対し藍子だけミニスカの制服は不利な状況であったが、今回は大丈夫だと踏んでいた。なぜなら、今回は同じゼミの友達のひとみがいるからだ。服装は不利でもそんなの関係ない。藍子は安心してくすぐりバトルロイヤルに臨んだ。

こうして3人は用意されたマットまで移動した。これから始まるかと思ったが突然上杉が言葉を発した。
上杉「すみません。突然ですがここで特別ルールの説明をしたいと思います。」
きたか、と藍子は思った。藍子は先ほどの紙に特別ルールとあったのが不安であったのだ。だからこの特別ルールには最深の注意を払わなくてならない。藍子はそう考えていた。だが上杉が用意したそれはあまりにも衝撃的なものであった。

上杉「それではくすぐり隊のみなさん出てきて下さい。」
上杉がそう言うと約20人ほどの男達が出てきた。
男1「かわいい子はいるか~?」
男2「3人だけか…それもかわいくない子ばかりじゃないか!お!あの制服の子だけかわいいじゃないか!」
男3「本当だな!あの子は良さそうだ。それも1人だけミニスカの制服なんて最高だな!応募したかいがあったよ。」
男達は好き勝手なことを言いながら出てきて藍子達がいるマットを囲んだ。男達はどれも田山や上杉のような変態ばかりである。それを見て藍子は寒気がした。こんな奴らがくすぐり隊など許せるはずがない。藍子は猛烈に抗議した。
藍子「いい加減にして下さい!こんなのが許されると思ってるんですか?!」
上杉「再追試を何をやるのかは教授の自由ですよ!なんならこれをやめて僕と田山先生でくすぐってもいいんですよ?」
藍子の心境を知っている上杉の発言であった。上杉と田山にくすぐられては最早勝ち目はない。だから藍子はこのバトルロイヤルをするしかないのだ。
藍子が抗議するのと同時に何も聞かされてなかった、森野達は驚いた。よくもこんなにもくすぐり好きの変態を集められたものだと田山は感心していた。
実はインターネットのくすぐり掲示板に今回のくすぐり隊の募集の書き込みをしたのだ。すると瞬く間に集まり今に至ったのだ。

上杉「では特別ルールの説明をします。くすぐり隊のみなさんは5人づつ四方向に別れてもらいます。そして自分のいる範囲に受験者が来た場合のみくすぐったり手足を押さえたりすることができます」
「おお~!!!」
と男達の歓声が響く。
冗談じゃない!藍子はそう思ったに違いない。だから藍子はなるべく男達が届かない真ん中にしようと考えた。だがさらに上杉は鬼畜なルールを設けていた。
上杉「そしてもう一つ、1R終わるごとにくすぐり隊のみなさんの中から1人今回のバトルロイヤルに参加することができます。つまり2人ほど参加できるチャンスがあります。ただし受験者から狙われる危険性もありますからね~笑」
基本のルールが簡単だったため藍子には衝撃が大きかっただろう。だからひとみと組んでもう1人の受験者をくすぐり続ける。もうそれしか残っていなかった。だから藍子はひとみに
藍子「ひとみちゃん。頑張ろうね!」
ひとみ「うん…」
元気が無かったが意思は通じている、と藍子だけが思っていた。そしてバトルロイヤルが始まった。

三章
上杉の説明が終わると今度は今回の受験者の紹介を始めた。先に2人の紹介が終わり、最後の紹介が藍子であった。そして上杉が藍子の名前を言うと一気に男達のボルテージが上がった。
「かわいい~」「くすぐりたい!!」「パンツ見せて!!」
藍子は心底嫌気がさした。あんた達の好き放題にはさせない、藍子はそう思いながら臨んだ。
だが騒ぐくすぐり隊の男の中に驚きを隠せず藍子を見つめる男がいた。
男「なんで…なんであの子が…」
そう言ったのは島本という男であった。

島本は大学四年で今年の4月からは大手企業で働くことが決まっている。飯田や森野とは違い社交的な人間で成績も優秀であり、周りの人の評価も中々である。飯田達とは逆の立場の人間であると言える。共通点と言えばくすぐりとお世辞にも顔が良いとは言えないこもぐらいであった。社交的で性格も良い島本だがかなりの肥満体質で見た目はかなり悪いと言ってもいい。彼女などできたことはなく、くすぐりDVDが主なおかずであったが、DVDにはもう飽き飽きしていた。そんな時見つけた最高のおかずが藍子であった。
藍子との出会いはサークルの合同合宿である。毎年島本のサークルは夏に合同で他大学と合同で合宿を行っている。今年の夏は藍子が所属するサークルもいる合同合宿であった。だが毎年恒例となっていたその合宿も今年は島本にとっては最高のものになった。
それは夜の宿舎での飲み会のことであった。この飲み会は他大学との交流を図るもので、何百人もの人が部屋の中で飲み合っていた。先に言った通り島本は顔は良くないが世話好きなところもあり、今回の合宿の幹事であった。だから今回はさほど周りと騒いだりせず、酒に酔った人の介抱などをしていた。そして少し落ち着いてきたので、島本はゆっくりと腰を降ろした。
だがそこに興味深い光景が目に入ってきた。それは藍子が5、6人に囲まれてくすぐられてる光景であった。
藍子「いや~~~~!む~~~りぃ~~~~!きゃはははは!いやっ!はははは!はぁ…はぁ…」
女子「藍子どうしたの~?wもしかして弱い~?」
サークルの女子は藍子の脇腹をこちょこちょとくすぐる。
藍子「し、知ってるじゃん!あ~~もぉ~~~!みんなでずるいよ!きゃはははは」
藍子がくすぐりの標的にされるのはサークル内ではいつものことであった。とにかく藍子の暴れまわる姿が楽しくてみんなでくすぐっているのだ。だがくすぐりフェチかつその光景を初めて見る島本にとっては衝撃的なものであった。そして島本が驚いたのはそこに男も混じっていることだった。
男「藍子ほんと弱いよな~。ほら、脇腹つんつん。」
藍子「いやっ!ちょっと!やめて!」
もちろん(お酒が入っていたこともあり)サークルの男も楽しんでいるだけであったが島本にとってはそれがうらやましいものであった。女子同士のくすぐり合いなら何度か見たことがあるが男子が女子をくすぐっているのを見るのは初めてであったからだ。

またくすぐられる藍子がかわいかったことや、暴れまわる姿、声は最高であった。だから島本ただひたすら藍子がくすぐられる姿を見入っていた。そしてその様子をこっそりと携帯のムービーで撮影していた。帰ったら最高のおかずになる、そう考えていたからだ。それが合宿一日目のことであった。

この合同合宿は二泊三日であった。つまり二泊目の夜が藍子のくすぐり様を見れる最後であった。四年生の最後の合宿で良いものが見れる。それだけで島本は満足であった。だが神様は幹事として頑張った島本に最高のものを用意していた。

二日目の夜も島本は世話係に回っていた。酔った相手をするのは大変であったが、藍子がくすぐられる姿を見れると思うと苦ではなかった。そしてしばらくすると昨日藍子をくすぐっていた男女が集まっていた。
女「さぁ~て、今日は何しようか~?!」
藍子「昨日のは嫌だよ!まじ無理なんだから~!」
男「あれ、藍子それ振り?w」
いよいよ始まる。島本は藍子達をじっと見ていた。今日も標的はあの子だ。島本はそう思いながら藍子を見つめていると藍子と目が合った。
(ほんとかわいいな)
島本はそう思った。だが目が合うと藍子がなんと近づいてきて島本に話しかけてきた。
藍子「あの~よかったらみんなで飲みませんか?せっかく幹事してくれたのに楽しまないのは損ですよ(*^o^*)」
藍子はニコニコしながら言った。島本は心底驚いた。こんなかわいい子が自分に話しかけてきたことだけでも驚いたのに、ましてやそれが昨日自分がずっと見ていた女の子であったからだ。だから島本はかなり動揺しながら返事をした。
島本「で、でも、み、みなさんで楽しんでいるのですからぼ、僕は大丈夫ですよ!」
島本は震えながら答えた。
藍子「いえいえ、せっかくの機会ですからみんなで楽しみましょ!」
そう言うと藍子は島本の手を引っ張ってみんなのところに連れてきた。お酒が入っていたこともあるが、藍子も人をほっておけない性格である。ましてや幹事で頑張ってくれた人をほっておけなかったのだ。
藍子以外のサークルの人もすんなりと島本を受け入れた。他大学ながら幹事として頑張ってくれた島本に皆感謝しているのだろう。だから島本は大変興奮していた。自分自身も藍子をくすぐれるチャンスがあるからだ。
こうしているとサークルの男が島本に話しかけた。
男「島本さん、なんかやりたいゲームとかあります?なんでもいいですよ!」
男は気を使って島本に言ってきた。もちろんみんなで藍子をくすぐりたい、それが本音であったが、そんなこと直接言える訳がない。だから島本は遠回しに藍子がくすぐられるよう誘導した。
島本「昨日は何してたんですか?僕は思いつかないので昨日ので全然良いですよ!」
島本がそう言うとサークルの連中はニヤニヤした。
女「あ~やっぱりそれが一番ですよね~!昨日はみんなでくすぐり合戦やってたんですよ!まぁ合戦と言っても…笑」
そう言うと藍子は反発した
藍子「嫌!だってみんなうちのこと狙うじゃん。」
女「それは藍子がかわいいから笑 島本さんそれでいいですよね?」
島本「なんかおもしろそうですね!やりましょう。」
落ち着いて言った島本だが内心かなり興奮していた。それは昨日よりもだ。その理由の一つに昨日ジャージだった藍子が今日浴衣なのだ。これはかなり興奮する要素であった。暴れて浴衣がはだける姿が想像できた。
藍子「え~!じゃあルールは?ルールは?」
島本「昨日はどんなルールで?」
女「簡単です。各々がくすぐりたい人をくすぐるんです。」
島本「単純でいいですね~!じゃあそれでいきましょうよ。」
藍子「じゃあ1人狙い無しだよ!?」
男「わかった!わかった!じゃあ始めようぜ。」
こうして島本の最高の夜が始まった。

今回のくすぐり合戦に参加していたのは島本を含め、男は4人、女は藍子を含めて3人であった。当然島本は藍子狙いであったが初対面でいきなり行くのは気が引ける。それにおそらく皆が藍子を狙うのだから島本は黙って
見ていた。すると女2人が動き出した。
女「(せ~の)パンツ丸見え!」
そういいながら2人は藍子の浴衣を上にめくった。
藍子「きゃっ!なにすんの!」
藍子はすぐに浴衣を直した。もちろん下には短パンを履いていたが島本はもちろん他の男達も興奮したのか、次々と藍子の浴衣をめくり始めた。
藍子「いやっ!ちょっと!やめてよ~!それくすぐりじゃないじゃん!」
浴衣から見える藍子の足を見てもう耐えきれなくなった島本は他の誰よりも早くくすぐった。
すると藍子はすぐに反応した
藍子「きゃっ!誰?くすぐったの~」
その言葉に反応した男が言う
男「藍子がくすぐってほしいってさ。しょうがないな~」
藍子「言ってない!言ってないよ!!」
藍子はそう言いながら逃げるが、6人は藍子を囲んで部屋の隅まで追いつめた。この段階で島本はかなり興奮していた。そして皆は藍子をくすぐり始めた。無数の手が藍子を襲う。
藍子「ちょっ!いやん!!んぁ~~も~~!結局うちばっかりじゃん!!!」
女「そんなことないよ!偶然、偶然!」
女「うん。偶然だよ!ほ~ら脇腹こちょこちょしちゃうよ!」
藍子「やめっ!んぁ!きゃはははは~~~~!ひ、卑怯だよ!うちばっかり!!あひゃっひゃっひゃ!」
サークル連中は先に言った通りただ藍子の反応を楽しんでいるだけである。だが島本はただひたすら藍子に興奮していたし、また自分が藍子をくすぐる当事者であることにも興奮していた。藍子の反応とすべすべの肌はたまらないものであった。しかも6人によってたかってくすぐられては逃れられない。
藍子「きゃははは~~~!もうやめて!やめてってば!きゃはははは~~!む~~~り~~~」
藍子は叫びながら身体をぐねぐねと動かす。この反応が変態心を刺激することを藍子はわかっていないのだろう。ますます島本は興奮して浴衣の中に手を入れて太ももをくすぐる。
藍子「いやっ!はぁはぁ…もう無理だって!!!いや~~~!」
この子は最高だ。島本はそう思っていると暴れる藍子の浴衣はどんどんはだけていった。浴衣から見える白い生足と黒い短パンが島本を惹きつける。次に島本は短パンの隙間に手を入れてくすぐった。
藍子「んぁ!ちょっと!や~~~め~~て~よ!!あははははは!!きゃはははははは!!」
藍子はさらに身体をよじらせた。自分が見てきたDVDなど話にならないほど藍子の反応はよかったし、シチュエーションも最高であった。
だが欲を言えば短パンなど脱がして生パンの藍子をくすぐりたかった。短パン姿でも充分であったがやはり藍子のパンツが気になった。
(この布を…短パンを脱がせば…)
そう思いながらくすぐっていたがそこは理性が欲望を抑えていた。

そして一通りくすぐった島本は少し外から藍子を見ていた。そして女子2人がいなくなっていることに気づいた。ゲームが始まる前からかなり酔っていたし、もう部屋に帰ってしまったのだろう。今藍子をくすぐっているのは男3人だけであった。みんな体力があるな、と島本は思った。くすぐられる方程とはないが、くすぐる方も以外と体力を使う。肥満体質の島本はすぐに体力が無くなってしまったのだ。そして少し休んでからまたくすぐりに行こうとしたその時だった。

島本が戻ろうと藍子の方を見るとなにやら遠慮がちに藍子をくすぐっている男達が2人いた。顔を見たところ最初からゲームに参加している者でないことは確かであったし、島本の大学のサークルではなかった。だが島本はこの2人に見覚えがあった。この2人は今回の合宿に参加しているある大学の幹事であった。
今回の合同合宿は5、6個の大学のサークルが集まっている。そして各々の大学から幹事を出し、定期的に話し合っていたのだ。その話し合いにこの2人はいた。なぜこの2人が面識のない藍子をくすぐっているのかがわからなかった。理由があるとすれば2人も自分同様くすぐり好き。それしか考えられなかった。くすぐり好きにとって藍子の反応は誰もが目にいくところである。そんな2人を島本が呼んだ。
島本「お疲れ様です!よかったら一緒にのみましょう!」
2人に浜田と豊島という名前であった。
浜田「島本さん。お疲れ様です…。」
豊島「ええ…ご一緒しますか。」
2人は明らかに島本のことをうざがっていた。そして島本は2人の前に座り藍子が見えないようにした。すると2人は一生懸命藍子を見ようとする。これはもう決定的だ。島本は勇気を出して2人に話した。
島本「もしかして2人とも藍子ちゃん狙い?w」
そう言われた2人は驚いた。
浜田「もしかして島本さんもですか…?」
島本「うん!よかったよ。あの子は!」
豊島「うらやましいです!自分ら四年越しなのに結局ちょっとしか…」
2人とも少し落ち込んでいる。しかしそれより四年越しの意味が島本は理解できなかった。
島本「四年越しってどういうことですか?」
浜田「僕と豊島の大学とあの子がいる大学は僕たちが一年生の時からこの時期合同合宿やってたんですよ。そこで初めて見たんですよ。あの子を。」
ちなみに島本の大学は毎年違う大学と合同合宿をしていたため今回初めて藍子と同じ合宿になったのだ。だから島本は2人がうらやましかった。四年間も見ることができたからだ。そう言えば幹事同士の話し合いで藍子のサークルの幹事が今年は参加できないかもしれないと言った時この2人は相当説得していた。理由はこれだったのか。
浜田「はい。最後の思い出に見たいがためにかなり説得しましたよ。それに最後だからあわよくば藍子ちゃんをくすぐろうという話を豊島としていたんですがね…。やはり無理なようです…」
島本は少し気の毒になった。昨日見たばかりの自分がくすぐれて四年間も楽しみにしてきたこの2人はくすぐれずに終わる。そう考えたら2人に同情してきた。それにこの2人も雰囲気はかなり島本に近いものがあった。見た目に華やかさが無い点やその反面性格の良さで他の人望は厚い点など多くの共通点があった。すると島本は立ち上がりこう言った。
島本「2人とも私についてきて下さい!一緒にくすぐりましょう!」
浜田、豊島「えっ!?」
2人は驚いたが島本の後についていった。

島本が藍子達の元に戻ってくると丁度くすぐりが終わったところであった。藍子が息を切らせてぐったりとしている。その姿だけでも浜田と豊島は興奮してしまった。そして島本が来たことに気づいたサークルの男が言った。
男「あっ!島本さん。もう終わっちゃいましたよ~しかも女子は先に部屋に帰るし。残ってるのはこいつだけです!」
サークルの男はかなり酔っ払っていた。逆に藍子はくすぐられたことで少し覚めていた。そして藍子は浜田と豊島に気がついた。
藍子「あの~そちらは…?」
島本「今回の合宿の幹事の浜田さんと豊島さんです。2人とも一緒に頑張ってくれましたよ。」
藍子「そうなんですか~!?ほんとありがとうございます(*^o^*)」
浜田「そ、そんなことないです。みなさん楽しんでくれて嬉しいです!」
藍子は笑顔で言った。しかし2人とも藍子の顔を直視することができない。それもそのはずだ。四年間見てきた女の子が今目の前にいるのだ。緊張して目が合わせられないのも当然だ。
2人の緊張をよそ目に島本は続ける。
島本「せっかく2人も来たことだしまたゲームしませんか?他の大学と交流しましょうよ!」
男「またやっちゃいます~~!?」
藍子「もうゲームは無しだよ!普通に飲みするの~!」
男「いやいや!!これからっしょ!?」
サークルの男達はかなり酔っ払っている。この勢いを利用しない手はない、島本はそう考えた。
島本「まぁこの2人も初対面で緊張してるのでまずはゲームにしません?僕もそのおかげでみなさんと仲良くなれましたし。」
男「さすが~島本さん!わかってるぅ~~~!」
藍子「この酔っ払い!じゃあゲームにしますか?でもなんのゲームしますか?」
男「くすぐり合戦!くすぐり合戦!」
藍子「あんたに聞いてないでしょ!ほんとすみません。」
男「じゃあ新しく来た2人に決めてもらおうぜ!ねぇ島本さん!」
流れがきている。後はこの2人次第。島本はそう思った。
島本「確かにせっかくなんで2人決めなよ!何かある?」
すると浜田がゆっくり応えた。
浜田「ええっと、島本さんがみなさんと仲良くなれたゲームがいいですね。そうすればみなさんとも仲良くなれそうです!」
よし、島本はそう思った。だがもちろん藍子は反対する。
藍子「嫌だって!大体他大学の人もいるのにそんなの不謹慎だよ!」
男「じゃあ多数決取ろうぜ!くすぐり合戦やりたい人!?」
藍子以外の全員が手を上げた。
藍子「わかったよ!もうやればいいんでしょ!」
藍子は渋々納得した。と言ってもサークルの男達の内2人ほどはもう死んでいるし、他大学の3人はそんなに積極的に来ないだろうと藍子は踏んでいた。そしてまたくすぐり合戦、いや藍子のくすぐり地獄が始まった。

藍子がいいよと言うと酔っ払ったサークルの男が叫んだ。
男「よーい始め!!」
今いるのは女子は藍子1人、他5人は全て男であった。もう二度とこんな場面はない、浜田と豊島はそう思った。だがやはり初対面、いきなり藍子をくすぐるのはやはり抵抗がある。だからサークルの男達が仕掛けるのを待つしかなかったのだ。だが動きがない。そこで島本が仕掛けた。隣にいた藍子の脇腹をつんつんと突いた。
藍子「いやん!ちょっと!島本さん!エッチだな~」
藍子は笑いながら言っていたが内心は嫌がっていただろう。だがそれを見たサークルの男2人が動いた。
男「やっぱりお前だな!藍子~!」
そう言うと2人で藍子をくすぐり始めた。
藍子「いやっ!きゃははははは~~!ちょっ!やめなさい!!」
藍子は身体をぐねぐねしながら叫ぶ。もう行ける!そう思った島本は浜田と豊島にくすぐろうと言おうとした。だが四年間見てきた2人は待つことなどできず、島本より先にくすぐっていた。
浜田「はぁはぁ…やっとだな~豊島~」
豊島「ああ。もう存分にくすぐってやろう!」
そう言うと2人は浴衣の上から2人がかりで脇腹をくすぐった。その手付きは四年間の思いを表すかのようにいやらしく、絶妙に藍子の身体を撫でまわした。
藍子「い~~~や~~~!!なんかくすぐったいよ!!変態!変態!」
先に言った通りこの反応が変態心を刺激するのだ。そして間近で見る藍子は想像以上に暴れ回っている。そこがまた興奮するのだ。そして見ていた島本もくすぐりに加わった。2人同様脇腹とお腹の辺りをくすぐった。30本のやらしい指が藍子を襲う。
藍子「んぁ!な、なんかいつもよりくすぐったいよ~!!きゃはははは!!やめってて!!
ねぇ!?もうやめっ!」
そんなことを言われてもやめるわけがない。そして脇腹をくすぐり通した3人は下半身へと標的を移した。そこには浴衣がはだけて丸見えになっている藍子の脚があった。興奮しながら浜田が言う
浜田「はぁはぁ…なんかやらしくくすぐりません?その方が興奮するんですよ!!」

そう言うと浜田は指一本で藍子の内ももをくすぐる。それに豊島も島本も続いた。3本のやらしい指が藍子の太ももをくすぐる。爪でいやらしくなぞるようにくすぐった。すると叫びながら藍子のプリプリのお尻が上下に揺れる。
藍子「や~~めっててば~~~!!お尻触ってるの誰!?
きゃははははは!む、むり~~~!」
この反応がまたたまらない。3人は最高に興奮していた。
豊島「たまんね~~!島本さん!ほんとありがとうございます!もう最高です!」
お礼を言われて島本は嬉しかった。だが一つ心残りなことがある。それはまだ藍子のパンツを見ていないことだ。島本はどうしても見たかった。だがさすがに脱がすようならことはできなかった。しかし2人のこの会話によって島本の理性は崩れた。
浜田「やっぱかわいいな~でも前みたいにパンツ見えないのは残念だよな!」
豊島「うん!あれは良かったよな!」
前みたい?どういうことだ?気になって島本は2人に聞いた。
島本「この子のパンツ見たんですか?」
浜田「はい!二年前だったかな~?なんか脱がされてたんですよね!笑 ほんと最高でしたよ!」
島本は悔しかった。自分が見てないものをこの2人は見ていたからだ。それを聞いた次の瞬間島本はもう行動していた。なんと藍子の短パンを脱がし始めたのである。2人に止められようが構わない。島本は決意したのだ。だがさすがの藍子も気づく。
藍子「ちょっと!やめっ!脱がすの禁止!!」
藍子は言うがまだサークルの男達や浜田達にくすぐられている。
藍子「脱がさ…きゃははははは!!ちょっと!いやっ!あはあははは!」
くすぐられるのと脱がされるのを同時に防がなければならない。島本は下に短パンを下げようとするが、藍子も必死に抵抗する。
藍子「んぁ~も~!やめってってば!!変態!」
島本も頑張るがそれ以上に藍子が必死であった。だがその様子を見ていた2人が止めるどころか加勢したきたのだ。
浜田「島本さん!最高です!こんな嫌がってたら脱がさずにはいられないですよね!」
まさか加勢してくるとは思わなかった。もうこれ以上のチャンスはない。島本はそう思った。
浜田「じゃあ僕は腕を掴むのでその隙に島本さん脱がしちゃって下さい!」
豊島「じゃあ僕はそのまま太ももをくすぐってます。全員で脱がすとさすがにヤバイですから。」
もう充分ヤバイのだが、そんなことはどうでもよかった。ただ藍子のパンツが見えればそれでよかった。そして3人は各々の仕事を始めた。まず浜田が必死に抵抗する藍子の腕を掴んで押さえつける。
だが想像以上に力が強い。それだけ嫌なのだろう。また浜田は興奮してしまった。そして呼応するような藍子が叫ぶ。
藍子「ちょっと!腕離して!!離して!!」
だがその間にも豊島が藍子の太ももをくすぐる。
藍子「い~~~や~~~!!もうやめてよ!!きゃははははは!!いやっはははは!!」
1人が腕を押さえつけ、1人がくすぐり、1人が脱がす。3人の見事なチームワークに藍子はなす術がなかった。
ゆっくりと島本が藍子の短パンを脱がした。そして純白のパンツが3人の前に現れた。3人の興奮が最高潮に達した。30本の変態の指が藍子の純白のパンツに集中する。藍子は全力で叫んだ。
藍子「や~~め~~~て!!!いやっ!!きゃははは!!ばか!エッチ!!いや~~~~」
だが3人はそんなことなどお構いなしにくすぐった。どこをくすぐっても暴れ回る藍子の姿を脳裏に焼き付けた。これが島本が経験した最高のくすぐりだった。

四章
島本は藍子の制服姿に見惚れていた。そしてここには島本だけでなく、もちろん豊島と浜田もいた。あの合宿の後3人は仲良くなり、藍子のくすぐりの映像を貸しあっていたのだ。そして今回島本が上杉の募集を見つけ、2人に連絡したのだ。この日を楽しみにしていた3人だが、出てきたのが藍子だったのでさらに驚いた。そして3人は興奮していた。
島本「まさか藍子がいるなんて。しかも制服姿とかかわいいよな?」
豊島「うん!また嫌がるぐらいくすぐってやろうぜ!」
3人は藍子をくすぐることで意気込んでいた。だがその期待を掻き消す言葉を上杉が言った。
上杉「今回参加していただくくすぐり隊のみなさんですが、今回ルールがやや変則的なものになっています。それを今から説明したいと思います。」
島本達はもちろん田山も動揺していた。田山もそんなことを聞かされていなかったからだ。だが上杉は続ける。
上杉「では先程もらった番号を見てください。」
島本達参加者はこの場所に来る前待ち会いの部屋で待機していたのだが、その時この番号が書いてある紙をもらったのだ。配った上杉が、
上杉「この後使うので大事に取っておいて下さい。」
と言っていたのだがこのためだったのかと島本は思った。そして島本は番号を見た。そこには「3」と書いてあった。いったいなんの意味を表すのか?島本にはさっぱりわからなかった。すると上杉が説明を始めた。
上杉「今回みなさまには1~3の数字が書かれた紙をお配りしていると思います。その番号ごとに皆さまがくすぐれる相手が違っています。」
一体どういうことだ?自由にくすぐれるのではなかったのか?島本達はもちろん田山や森野、飯田も訳がわからなかった。
田山「どういうことですか?!上杉先生!!これではあまりにも面白みが・・」
田山は上杉に抗議した。くすぐり隊の連中を連れてきたまではよかった。藍子以外はブスであるし変態共が藍子をくすぐる様を見れると思ったからだ。それをくすぐる相手を限定してしまっては面白みなど半減してしまう。そしてくすぐり隊の中にも不満を言う者もいた。
上杉「文句がある方は帰っていただいてもかまいませんよ。こんな若い娘達をくすぐる機会なんてもう滅多にないと思いますが・・」
そう言われると男達は黙った。だが田山は引き下がらない。
田山「こんなの面白くないじゃないか!だったら私も参加する!私にも参加する権利はあるだろう?!」
まるで怒ったように田山は上杉に詰めよった。
上杉「もちろんかまいませんよ。ではこの番号で・・」
田山「私は藍子をくすぐるに決まっているだろう!」
田山は怒って言った。だが上杉がすぐに言葉を返す。
上杉「しかしそれは不公平ですね~他の方は選べないのに田山先生だけ特別扱いするのは・・。それに彼らを見てください。」
上杉はくすぐり隊の連中に顔を向けた。あきらかに不満そうな顔をした者が数名いた。それを見た田山は驚き、怒りを鎮めた。
田山「わ、わかった。じゃあ番号が書いた紙をくれ!」
そう言われ上杉は田山に紙を渡した。そこには「3」と書かれていた。田山はぶつぶつと文句を言いながら島本の隣に座った。偶然にも藍子をくすぐったことがある人物達が横に並んでいた。

田山を説得すると上杉は説明を続けた。
上杉「では今からどの数字が誰をくすぐるかを決めたいと思います。受験者の3人はこの箱から紙を引いて下さい。」
そう言われると藍子達は箱に手を入れ、紙を取った。田山は藍子が「3」を引くことを強く願った。だがその願いは儚くも崩れさってしまった。
上杉「では発表します。まず1番はこの制服姿の丸山藍子さんです。2番は・・そして3番は飛田ひとみさんです。くすぐり隊のみなさんは自分と同じ番号の受験者だけをくすぐって下さいね。自分の番号以外の受験者をくすぐるのは禁止です。」
田山は落胆した。それは島本も同じであった。だがその隣の浜田と豊島はなんと1番を当てていたのだ。
浜田「やった!!!藍子だよ豊島!」
豊島「おう!またくすぐるれるな~!!ほんとラッキーすぎるよ!!」
喜ぶ2人の隣で田山と島本は落胆していた。だからもう島本はくすぐることをあきらめ見ることに専念するこにした。幸いこの2人なら藍子を存分にくすぐるだろう。もちろん藍子達が自分達のいる場所まで来ない限りくすぐることができないのであるが・・
くすぐる相手が決まると上杉がまた話を続ける。
上杉「ではくすぐり隊のみなさんはその紙を胸のあたりに付けて下さい。これで受験者が引いた番号と違う方はすぐにわかりますからね。」
そう言われると田山はがっくりした。どさくさに紛れてくすぐろうと考えていたがもうそれも無理だと思ったからだ。そしてくすぐり隊の連中が胸のあたりに紙を付けた。そして田山はくすぐり隊の連中を見渡す。藍子の「1」を付けている者を探すためだ。だが探しても一向に出てこない。なんと「1」を付けているのは豊島と浜田だけであり、他は違う数字であった。
(なんでこんな学生の分際で・・)
田山は憤怒した。それに藍子をくすぐるのが2人だけというのもあまりにも少なすぎる。とにかく訳がわからないことばかりであった。それは審判役の森野と飯田も一緒であった。正直審判役など前回の試験管となんら変わりない。
一方藍子は安堵の表情であった。しかし20人近くいながら自分をくすぐることができるのが2人というのはあまりにも不自然すぎるのが気になった。だがそんな不安もひとみの存在で掻き消された。むしろ不安そうなひとみを励ました。
藍子「大丈夫だよ!一緒に頑張ろう!」
(笑顔でいられるのも今のうちだよ・・叫び、暴れまわる姿をまた見しておくれ・・)
説明を終えると上杉は不気味に笑いながら自身も田山の近くに座った。


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